No.7 長期ブランク9年間を乗り越えろ!「勝てるデザイン」のワークをやってみた。#07 無限ヒアリングで本質をつかめ!
おはようございます!九州でDTPとWEBのフリーランスデザイナーをしているNenpa_です。ブランク9年の私が、デザインとは何たるかのテコ入れに前田高志さん著「勝てるデザイン」の巻末ワーク(ハンパなく身になる…)を全てやってみるという第7回目。
ここまでのワークはコチラなので、良ければ見てみてください😉
そして今回の「勝てるデザイン」ワークは…
#07 無限ヒアリングで本質をつかめ!
自分が将来お店をつくるなら?
どんな店、どんなものを売る?無限にヒアリングしてみよう(10問以上)
「らしさ」を引き出す質問を!
お店の名前、ターゲット層、コンセプト
お店のブランドの定義を決める
ロゴをつくる
作ったロゴとヒアリングシートを元に、本音で語り合える人と話し合ってみよう
ポイントは、過去~現在まで「変わっていない」ことを抽出すること。10年も変わっていないことに「本質」が隠れている。(書籍より抜粋)
ふんふん…。自分と向き合うワーク、トライします!!!
今はフリーランスだけど、組織になった時の屋号とコンセプトを決める
今はまだフリーランスですが、ちょうど少し前に会社にするなら今後どうして行きたいか、フリーランスとしても仕事の指針になるものが欲しく、自分自身の方向を定めておきたくて、会社にした時の屋号とコンセプトをパラパラとノートに書いていました。
今回はそれを元に、勝てるワークでより深く掘り下げて自分の未来に向けた指針をつくるべくヒアリングをしようと思います。
それでは、ヒアリングスターートっ!!✨
①会社の名前
頂(いただき)にしようと思います。お仕事を頂く(頂戴する)、生命の維持・成長発展のため、食べ物をいただく(いただきます)、もっとも高いところ、最高峰の頂(いただき)。これらの意味を合わせ持つ言葉。
②なぜその名前に?
一人では大きな仕事を成し遂げれない。いつかチームで何かを達成したい。
できるだけ難しくできるだけ高い目標である方がいい。
そう考えた時、山頂(最も高い場所)がふと浮かびました。
エベレスト登山等は世界から選りすぐりのチームで構成され、死ぬか生きるかの勝負です。チームがたった一つのポイントを目指してひたすら登る。苦しいし辛い。でも、地球上で一番高いところから見る光景は、その苦しさを一緒に経験したチームにしか見ることのできない、とても美しい景色。
到達するまでに戦略を変えたり、時々は断念して下山もある。メンバーチェンジや新ルートの開拓など、なんだか大きな案件が終わるまでのストーリーと似てる気がしました。巨大なプロジェクトは全てそうだとは思いますが、命がけで美しい景色を見に行くのがよくて。
「頂(いただき)」にします。お仕事をいただく。そして成長する。その意味も込めています。
③会社で扱う商品は?
デザインです。DTP、WEB、UI、空間、イベント、食。
未来はなんでもデザインしたいです。
④なぜデザインなのですか?
小さい頃からモノを作ることに救われてきました。
いろいろと転勤も多く、友達ができてもすぐ別れて二度と会えない。そんな中、自分を癒してくれたのは、絵や漫画を描くことでした。
作ったものを誰かに見せることで友達ができ、覚えてもらえた。小さかったからカメラや楽器は買えず、手で作れるものに限られていましたが、なぜか文章には興味はなく、絵や漫画ばかり描いていました。
小学生の頃から、クラスのロゴを作る。旗をつくる。
ポスターや新聞を作ってキャッチーなコピーを考える。
広報委員をする、文化祭では巨大壁画を作る…などなど、テーマの決まった中での「みんなの指標となるビジュアル」を作ることに燃えていたように思います。なぜか自由にイラストを描く、という方向にはいかなかった。一人で世界観を構築し、悦に入る楽しみ方はしなかった。常に誰かに見てもらって、反応を見ることが好きでした。だから私は「広報・デザイン」なんだと思います。
⑤デザインで何を伝えたいですか?
デザインはある程度テーマが決まってから依頼がきます。自由に表現するアートとは違い、どうしても仕事の色が強くなる。その為、伝えたいことは案件やターゲットに合わせて変化し、「何を伝えたいか」と言われると困るデザイナーさんは多いのではないでしょうか? 自分もそうでした。でも、ある時「仕事として制作しすぎている」自分に気づいたんです。商品やクライアントの意向を立てるがあまり「自分だったらその商品を買うか」というところが抜け落ちてしまい、「仕事=クライアントの意向を最大限に表現したもの」になってしまって、店頭や棚にそれを見つけた時に、買いますか?と問われると、残念ながら「NO」でした。
その頃はどんどん、仕事が楽しくなくなっていました。そこで、ふと、自分は勘違いしていたなって気づいたんです。そもそも何が楽しくてデザインしていたんだっけ。私は、デザインの力で、みんなから欲されたかった。それ面白いね!と言って欲しくてやっていた。
「クライアントの意向をそのまま表現しても、売れなきゃ意味がない」んですね。私がやりたい事は「売れるように最大限に広報すること」であって「いわれた事をそのままやる事」ではないんです。
だから、「デザインすることで、そのものの魅力や楽しさを伝えたい」と、思っています。
⑥子供のころ、何が好きでしたか?
ぬいぐるみと、ファッション。フワフワでカワイイものが好きでした。キラキラ光る石とか、小さい貝殻、ビーズなど、集めるのも好きでしたね。幼児期は、草や花や雲とかをうっとり眺めることも多かった。
小学校の頃は漫画で交換日記とか。とにかく漫画に走りました。理由は、絵がうまいと人が寄ってきてくれるから。転校が多かったので客寄せ的に絵を描いて、人に配ったりしていました。中学生になるとウケを狙うのが好きでしたね。エンタメ要素が出てきた。
中高あたり、みんなで盛り上がる場を作る、とかに必ずデザインで参加。とりあえずいつも「広報」や「ポスター・ロゴ作成」とかの人。モノマネにもハマってました。磨いた技を披露した時にウケるか否かの反応を見るのが好きだった。今と変わっていません。
⑦最も影響を受けたものは何ですか?
絵的なものでいくなら、方向性を決めたのは「鳥山明」でした。
そもそも小・中あたりで少年ジャンプをきっかけに少年漫画にハマってしまい、マネして描き始めました。友人に描くと喜んでもらえるのでモーレツに練習。同人誌やコミケ参加も果たしました。ファンロードなどの雑誌に投稿し、少なからずファンもついて、オタクな日々を過ごしていました。
ではど真ん中オタクかというとそうでもなくて。他の子がオタク街道を走る中、自分の居場所は変に斜め脇に存在していました。
きっかけはあくまでも「鳥山明」でしたから、どこかファッション性やデザイン性を求めていたんだと思います。今思えば音楽や映画、海外的な要素もありますし。「鳥山明TheWorld」の画集を買ってマネして彩色やペン入れをしていました。実際に漫画の道具をそろえ、原稿用紙に描いたりしました。
漫画も思えば「設定ありき」でお題が決まった中での表現です。デザインと近かったのかもしれません。
⑧漫画に走ったきっかけは?
鳥山明の前に存在していたのが「不二子不二夫」でした。
始めて出会った漫画かも。マネして描くことはありませんでしたが発想力のベースになっていると思います。「未来」「過去」「夢」「現実」の狭間をいったり来たりする話が好きなのはここから始まっている可能性があります。不二子先生の漫画は、常に現代が基準に描かれていて、なぜかそういう漫画にしか興味が湧かないところがあります。甲冑や剣などのように異国だったり時代が違ったりだとちょっと遠い雰囲気。ファンタジーしすぎていないのがいい感じです。
⑨好きなブランドは?
MIUMIU、マーガレットハウエル、GUCCI、YOJI YAMAMOTO、CHANEL、SAKAI、A.P.C. DIESEL、ルイ・ヴィトン
ユニセックスで現代的。若干青さのあるストリートファッション、カジュアルなものに少しハードなものが入ったものなど好きです。アートと音楽的な要素があるもの。ロックやパンク要素など反骨精神があるものも好きです。時代によりますが定番的で作業服っぽいデニムなども好きです。
挙げたブランドは高級なものが多いので、あくまでも「好きな」ブランドです。笑
⑩会社のスローガン。どう思われたい?
世界とお仕事がしたい。性別や年齢、場所や言語、都会や田舎、そういうものを飛び越えた働き方や提案をデザインの世界で行っていきたい。
クライアントから「あなただから」と頼まれたい。
価値ある仕事をしてくれるからと仕事ありきで依頼されたい。
あの会社、他にはない面白いことしてくれそう。と、国内外から引っ張りだこになることが夢。つまりは、
世界中から愛されたい。
⑪ターゲットは誰?
依頼内容や宣伝する商品によって変わります。得意なのは20代半ば~3-40代に向けたもの。かなり広いです。社会的な困った!や早急に解決しないといけない課題を抱えた案件、システムから社会を変えるものへのデザイン参加なども、燃えます。大人から子ども、シングルからファミリーまでの気持ちが分かるのは利点だと思います。
⑫ミッション 誰に何する会社なの?
様々な悩みや望みを抱える依頼者の
「したいこと」を明確化し、視覚や体験を用いて最大限に告知する。
一瞬で記憶に焼きつく。
⑬会社の存在価値って何?
いないといけないわけではない。
でもいなくなってしまうと、大事なものを無くしてしまったと分かる。
お金では買えない、心を打つ価値を提供する会社。
ブランドコンセプト
コンセプトシートとして、1枚にまとめました。
コンセプトは「心を打つ価値を提供する会社」
スローガンは「世界中から愛される」
ITADAKI ロゴ
何パターンかあるロゴにしたい。いろんなデザインがしたい。様々な企画をしたい。分野もさまざま。そんなプロダクトに用いるとき、雰囲気を変えたいと思うんですよね。なのでさまざまな顔があるロゴ。
ファッション的にも、ゴージャスにも、清楚にも、音楽的にもなる。
用途によって様々な顔を見せるロゴにしたく、4つの展開。Dを山に見立てているので少し倒した形になっています。視認性をもう少し高めたい。優柔不断は私は、あともう少し錬りたいです!!!
コンセプトシート、見せてみよう!!
近所に住む美短大のころの同級生、元デザイナーの友人に見せてみました!!どう??どう????
現実味がないようです…。未来に向けて、がんばります!!
未来に向けた指標になる
今後、自分って何がしたかったんだっけ?と見失うことがあったり、新たな方向性が出てきたりすることがあると思います。そんなときに指標になる。自分のデザインコンセプトとして時々見ては、改変したり頭を整理したり。そういうことにも使っていけそうです。早いうちにやっておくと、大変身になるワーク!!これ、絶対やった方がいいと思います!!!✌️👀✨
今回、とても長い内容でしたが、ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございました! 目の疲れを癒して、今日もデザイン頑張りましょ!