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キャリアデザイン×文系博士

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2020年7月の記事一覧

「成長したい」への違和感

学生が発する言葉の中に違和感があるものがいくつかあるのだけれど、そのうちの一つが「成長し…

夏のはて
4年前
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グレース・ボニー『自分で「始めた」女たち』

いわゆる積ん読から今日引っ張り出した1冊。 『自分で「始めた」女たち 「好き」を仕事にす…

夏のはて
4年前
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宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』と実践への意識

昨年の発行より話題で売れている本ですね。ようやく手にとってみました。 著者の医療少年院で…

夏のはて
4年前
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「困難は解決と共にやってくる」という彼のこと

キャリア相談を受けていると、クライエント(私の場合、学生)に教えてもらうことが結構あった…

夏のはて
4年前
3

場と場を越境する雑談の力

「やりたい仕事が分からない」学生からよく言われる言葉です。今日も言われました。 この発言…

夏のはて
4年前
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茨木のり子 「汲む」の言葉にゾクゾクする

模擬面接をしている中で「ストレス解消法はありますか?」と聞くことがあります。「走ります」…

夏のはて
4年前
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谷川俊太郎『すき好きノート』がスキ

すきが大渋滞しておりますが(笑)。 この本好きです。谷川俊太郎『すき好きノート』。自分のスキを沢山書きこんでいけます。 両サイドからページがめくれるようになっており、右側からが大人向け、左側からが子ども向けっぽく作られてはおりますが、使い方はその人次第といった雰囲気が溢れているのがまずスキです。一人二役で書いてみても面白いんじゃないかなと思います。 「好きなものをたくさん聞いてくれてる!書くの楽しそう!」と思って書き出しましたが・・・たくさんのスキを書いていくのは、意外

文系学生が図書館を使えない状況を憂う

大学から主役である学生の姿が消えて数ヶ月経ちますが、以前のように人が賑やかに往来するキャ…

夏のはて
4年前
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投げかけられたがよく分からない質問をどう扱うか

美容院に行くのが好きです。髪の量が多く、すぐに”もさっ”とするので、刈った後の爽快感がた…

夏のはて
4年前
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「博士」は続くよ

「ま、始まりや。今からが。」 とは、K教授が私に投げかけた言葉。博士論文の公開発表会後、…

夏のはて
4年前
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自分のタイトルは何ですか?

「美学」or「芸術学」?どっちが好み? 学位を取る際、私の専門では「美学」か「芸術学」かど…

夏のはて
4年前
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仕事で一番心が震えた瞬間を考えてみたら

私は以前学芸員として勤務していたことがあります。3年4ヶ月の短い期間ではありましたが、何…

夏のはて
4年前
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キャリアコンサルタントのあるべき姿勢を結局母に学んでしまう

今日職場で母親の高齢者保険証なるものを渡された。 家に帰ってそれを見ながら、母と「まだヒ…

夏のはて
4年前
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「就職活動」は早く始めるべきか否か

「2年生の時から就活ってしてもいいものなんですか」 大学生から何度かこんな風に聞かれたことがあります。この場合、大学生における「就活」とは何かという問いにも答えが必要になってきます。 「就活」は何の略語か?まずは「就活」という言葉が何の略語か、について定めておきましょう。当然多くの人が「就職活動」だと答えると思います。ただ、それは正解でありながら、実際の運用を鑑みると正解ではないこともあります。 よく言われることではありますが「就社活動」として「就活」という言葉が使用さ