グレース・ボニー『自分で「始めた」女たち』
いわゆる積ん読から今日引っ張り出した1冊。
『自分で「始めた」女たち 「好き」を仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション』・・・ん?
自分で買った記憶はあるけど、なんかめっちゃキラキラしたタイトルやな・・・でも、自分で買ったんよな・・・うん?
と一瞬、疑いましたが、ページ開いて「そやそや、そやった!これがいいと思ったんや!」と思い出しました。
なんかふざけた書きだしみたいになっていますが、この本、本当にいいんですよね。
100名以上の仕事を持つ女性のインタビューで構成されている本書。
写真やレイアウトがおしゃれで見てるだけで楽しい本なんですが、1番好きなのが、同じ質問に対するそれぞれの方の答えが聞けることなんですね。しかも100人以上なので、比べがいがあります。
子どものころの夢は?
駆け出しのころ役立ったアドバイスは?
夜眠れなくなるような不安や悩みはある?
あなたにとって成功とは?
他にも沢山質問が書かれていますが、同じ質問だとその人によって異なる答えが面白いし、また一方で共通してることもあるんですよね。多様性を見せてもらうと同時に、本質的なものも見せてもらっているような感じです。
自分に引き付ければ、すぐ共感できるものもあれば、こういう考え方があるんだとハッとしたりするものもあったり。
キャリアデザインの資料集みたいな1冊です。
通して読まなくてもパッと開いて今日はこの人、みたいに目を通していくのもいいなと思います。カレンダーみたいな。
掲載されている女性の仕事は「料理研究家、デザイナー、作家、ミュージシャン、イラストレーター、モデル、ブロガー、家具職人、スタイリスト、キュレーター、コメディアン、TV司会者、俳優、陶芸家、ジャーナリスト…」など。起業していたり、フリーランスの人が主です。他の仕事に携わる女性へのインタビュー編なんかもあったら面白いですね。