強くやさしい花言葉に出会う|本読みながらメモした言葉たち
2年くらい前、わたしはうつ病だったと思う。
この言葉に出会うまで うつ病になった話
当時、「自分はデキる・任されている」と自負していた(過信していた)。
上司はカタチ上はいるけど(ごめん)
ほぼ放任で、
それはいわゆる自分の裁量をすごく持てていたし、
周りからの信頼もとても感じ取っていた。
仕事が楽しかった。
それが異動により最年少上司が降臨した。
年は当時のわたしより2つだけ上の女性だった。
彼女は、広い視野と幅広いコミュニケーション、
何にも臆さない姿勢で、
・目標達成に必要なことをずっと年頭に置いた行動
(けっこう雑念左右されるものだ…)
・わたしたち部下含めたコミュニケーション
・物事へのスピード感
・明るくていつもご機嫌、
彼女が愚痴るときは笑い話にいつもなっていた。
そんな素晴らしい人だった。
わたしの自信は急降下、
彼女の改革に
「自分は今までなにをやってるんだろう」と思いまくった。
そんなことや別の人からのパワハラがあったりして、
ゆっくり1年間かけて心がぼろぼろになった。
会社に行くと胸がどきどきした。
夜眠る前はよく泣いた。
会議進行のあとは被害妄想で周囲の反応を悪い方向に思い込んだ。
人とよく比較して勝手にしんどくなった。
退職しようと思った。
今は、いろんな意味で諦めがついて、
その人になれない自分を認めた。
そんなこともあり、
心の栄養としての読書は今でもよくするようになった。
リンドウの花言葉
そんな中で、この本に出会った。
![](https://assets.st-note.com/img/1688550358181-nwf0TgSadV.png)
自分の薬をつくる | 恭平, 坂口 |本 | 通販 | Amazon
この本の内容は企画、とっても素晴らしかった。
この本の冒頭に
リンドウの花言葉が出てくる。
秋に咲く紫のようなブルーのようなお花だ。
I love you best when you are sad
「悲しんでいるあなたを愛する」
和訳よりも英語のままのほうが素敵な感じ。
この言葉の第一印象は、
なんて強くて優しい言葉なんだろうと思った。
安心して涙をながせるような。
以前恩師にこんなことを言われた
「自分がハッピーな時に近くにいる人より、
自分がつらいとき・悲しいときに近くにいる人を大切にしなさい」
それはそうだと思う。
人は基本的に他人の「不幸や悲しみ」の近くにはいたくない。
巻き込まれたくない・面倒だから、だ。
一方、ハッピーなときは、
例えば仕事が成功して昇進したとき・誕生日会など、
これは、近づく人のいろんな思惑も入ってくるようなよくあるお話。
すべてが悪いことだとは思わないけど。
逆に、恩師はこうも言った。
「つらいとき・悲しいときに、その気持ちを利用する人もいるからね。」
世の中難しい。
純粋な気持ちで、
I love you best when you are sad
人がしんどい気持ちでいるとき、
この言葉を胸にその人の近くにいられるようでありたいし、
それは得てして
自己満足になりかねない
という気持ちを同時に持ちながら。
そんな強く優しい花言葉を大切な言葉として、
ときどき思い出したい。