昨日、会社を辞めた。 というよりも、移転に伴い解雇となった。 一年半続いた職場で、 人間関係も良好で、 素に近い自分を出せる、とても居心地の良い職場だった。 とはいえパート。 交通費なし、ボーナスなし、最低賃金だったので人に対しては特に何もなくとも職場にはそれなりの不満はあって、 ずっといる場所ではない、どこかで見切りをつけて転職をせねばと常々考えていた。 しかしそんな場所に限って居心地がいいのだ。 仲の良い特定の誰かがいたわけじゃない。 きっと仕事で出会わな
世のお父さん像として、 休日になると朝寝坊して家でゴロゴロして、、 ダラダラと過ごして、 いい加減子供連れて公園でも行ってよ! 的なことはありませんでした。 (昔はこんな家庭が多かったのでは?) 今でこそイクメンとはやされ、 率先して家事育児をするお父さんが当たり前になってきているようですが。 昔からしょうさんが休日に家でパジャマのままゴロゴロとしてることはありませんでした。 かと言って率先して子供と遊んだり家事をするわけでは一切ありませんでしたが。 例え休
しょうさん家には現在、1匹の柴犬がいます。 この子はかれこれ16年この家にいます。 犬としては高齢です。 しょうさんもミキさんもこの子にメロメロで、 とても可愛がっています。 しかしもう老犬のため、 一年位前から耳がほぼ聞こえなくなりました。 呼んでも振り向きません。 だから呼ぶときはなるべく驚かせないよう近くまで行ってそっと背中を触ってあげています。 それでもビクッ!っと、驚きます。 視力と嗅覚はまだ健在で、 しょうさんの息子さんたちが帰省すると匂いで来たことが
用水路。 しょうさん家のすぐそばには用水路があります。 用水路は道路に面した所はフェンスでおおわれていますが、 しょうさん家沿いの部分はフェンスはなく50cmくらいの高さのコンクリートで舗装されているだけです。 用水路は家の2mほど下を流れていて、 普段は小川のようにチョロチョロと緩やかに流れています。 昔はこの用水路にザリガニがたくさんいて近所の子供がよくザリガニ採りに来て賑わっていました。 たまに用水路に落ちる子もいて、 度々しょうさんたちが助けてあげたりもしまし
孫の運動会。 しょうさんはお子さんたちが小さかった頃、学校行事にはほぼ来たことがありません。 入学式、参観日、運動会、卒業式… そういう時代だったということもあります。 お母さんたちが主に参加して、 お父さんは来ない、というのがよくありました。 運動会は、 お昼を、食べに来ていました。 しょうさん自身、子供好きだけれど、 あまりそういった行事に参加するのは好きではなかったような気がします。 しかし、孫となれば話が違う。 『じぃじ、明日は絶対来てね!! ◯時か
ミキさんの長兄。 しょうさんもミキさんもお互い8人兄弟です。 2人とも実家が農家です。 しょうさんは8人兄弟の上から5番目。 ミキさんは8人兄弟の末っ子。 しょうさんは中間っ子だったので家の手伝いによく駆り出され働きました。 ミキさんは末っ子なので上の兄弟達には沢山甘やかされて育ちました。 ミキさんはミキさんの母親が40歳の時に生まれた子です。 今では珍しくありませんが、昔は早くに出産する方が多かったので末っ子のミキさんは自分のお母さんが周りよりも結構年上なのが恥
しょうさんの友達は朝が早い。 週末の早朝。 7時過ぎに玄関のピンポンが鳴る。 こんな朝早くに誰?? ミキさんが慌てて起きて、身支度を整え玄関に向かうまでに時間がかかる。 その間に来客はタバコを吹かしながらしょうさん家の庭でウロウロしながら玄関が開くのを待っている。 「よぉ!しょうさんいるかい?」 「あらしばらく〜」(あら、お久しぶりという意味) そこからまたミキさんは家の中に入り奥の和室で寝ているしょうさんを起こしに行く。 しょうさんの場合は寝巻きから普段着
しょうさんの寝室。 しょうさんとミキさんは別々の部屋に寝ています。 別々に寝るようになってかれこれ10年以上経ちます。 しょうさんが寝ているのは畳の部屋です。 そこには床の間があり押し入れがあります。 5年くらい前から急にベッドで寝たいと言い始めたしょうさん。 それまでは生まれてから60年以上ずっと布団で寝ていました。 ベッドなんて…と言う人でしたが、歳を重ね、床に直引きの布団よりもベッドの方が寝起きしやすいと気づいたようです。 初ベッドは折りたたみ式のベッドでし
相変わらず夜更かしじいさんのしょうさん。 最近はさらに拍車がかかり明け方5時に就寝しているようだ。 なぜって? 昼間の畑仕事に疲れて晩酌時に座ったまま居眠りしてしまうから。 おかずを前にテレビを付けっぱにして眠る。 その間に老犬柴犬がつまみ食いを終えてしれーっと仏壇前のふかふかの座布団の上で就寝する。 深夜零時を回る頃に一旦起きると、 妻のミキさんは寝支度に入る頃です。 夜中にはゴルフ番組や深夜映画、撮り溜めた録画番組を順に見てるようですが、 敏感なしょうさんは
たまにしょうさんの娘さんが子供(孫)を連れて実家であるしょうさん家に泊まりに行くと、 決まって聞く文句、というか習慣があります。 主にミキさんの小言です。 小言と言っても独り言のような愚痴です。 夜寝るのが遅いミキさんは、泊まりにきた娘さんとお孫さんはいつも先に寝ます。 お孫さんが眠り、娘さんも布団でスマホをいじりながらうとうとしていると、 台所仕事を終えたミキさんが洗面室にやってくる音が聞こえます。 洗面脇に用意されたタオルが綺麗に整っていないので、毎回必ず、
突然ですが、 しょうさんは昭和のコメディアン、 『新井注』さんに似ています。 新井注さんがもっとシュッとしてダンディーなった感じです。 若かりし頃は結構かっこよかったようです。 しょうさんは鼻が高く、横顔もなかなかです。 本人に自覚があるのかはわかりませんが。。 昔からとても寡黙で人見知りだったので、 よく賑やかで元気な女の子が来てくれることが多々あったようです。 しかしながらしょうさんの実際の好みは綺麗でおとなしい人でした。 そう、かつてのミキさんです。
しょうさんのバースデー。 つい先日しょうさんは77回目の誕生日を迎えました。 しょうさんは終戦直前に農家の八人兄弟の五番目、三男坊として生まれました。 子供の頃は、まあまあ頭はよかったけれども、 経済的に余裕がなかったこともあり高校へは進学しませんでした。 中学卒業後は知り合いの大工さんのところで働き始め、土方や鳶や水道の配管の仕事などをしていき、 最終的には、設備業を営むようになりました。 自営業は当然のことながら浮き沈みはつきもので今までもいろいろなことがありま
ミキさんは酒に強い。 ビール好きで何倍飲んでも顔色なんか変わらない。 テンションもシラフの時と変わらない。 しょうさんと外食に出かけると、出先で飲み友達がすぐできる。 だいたいしょうさんは無口でカッコつけてカウンターの端っこに座ってボソボソっと自慢話をひとつふたつ。 口下手なしょうさんをフォローするようにミキさんが饒舌に話を繋げる。 飲みの席でも陽気に話をして場を和ませるミキさんが好きなのです。 おっかぁはカウンター席のみのスナックでもやったらいい。 しょうさん
しょうさんの焼き餅。 しょうさんは小腹が空くと食パンを焼いていちごジャムを塗って食べたり、 お餅を焼いて海苔で巻いて食べたりする。 しょうさんの作る焼き餅は美味しい。 使うのはスーパーに売っている普通の切り餅。 それをただトースターで焼いたものだが、焼き方にコツがある。 500wくらいの温度に設定して10分ほどかけてゆっくりじっくり、 膨れるまで、 周りがパリパリになるまで、 ほんのり全体が色づくまで、 時間をかけて焼き上げます。 焼き上がったら膨らんだ餅をし
夏といえば花火。 昔は今ほど世間もうるさくなく、 家の周りで花火をしている家庭がよくありました。 手持ち花火だけでなく、 ロケット花火や爆竹、打ち上げ花火。 毎年夏の夜になると、 パンッ!パーンっ!!と花火をする音が近所から聞こえたものです。 しょうさん家も同じ。 子供たちが小さかった頃は、 子供たちよりもはりきってしょうさんが花火をたくさん買っていました。 しょうさんが好きなのは手持ち花火ではなく、 爆竹やロケット花火。 買うのは一袋じゃありません。
今日も朝から大鍋で枝豆を茹でるしょうさんは、 最近、白内障の手術をしました。 片目は既に一年前に手術済。 今回はもう一方の手術でした。 免許の更新を来月に控え、手術と経過観察を含めるとぎりぎりの日程でした。 手術をした方の目は当日は一日中眼帯をしたまま過ごします。 しょうさんも当日は大人しく過ごし、飲酒もせず早々に就寝。 次の日眼帯を取りに病院へ行きました。 本当は眼帯を取ったその日も家で安静にしなければなりませんが、 その日の午後、しょうさんは畑へ。 ※その