ポッケからするめいか84
しょうさんのバースデー。
つい先日しょうさんは77回目の誕生日を迎えました。
しょうさんは終戦直前に農家の八人兄弟の五番目、三男坊として生まれました。
子供の頃は、まあまあ頭はよかったけれども、
経済的に余裕がなかったこともあり高校へは進学しませんでした。
中学卒業後は知り合いの大工さんのところで働き始め、土方や鳶や水道の配管の仕事などをしていき、
最終的には、設備業を営むようになりました。
自営業は当然のことながら浮き沈みはつきもので今までもいろいろなことがありましたが、
現在も有難いことに会社は継続しています。
その傍で農業を楽しみ、自分の時間を堪能しています。
いい老後ではないか!
本人はまだまだハングリーで、
まだまだ大家にしない企みもいくつかあるようですが、それが実現するか否かは別として、
夢をいつも持ち続けて生きているしょうさんは、
ちゃんと自分自身を生き、
自分自身を大事にしている人です。
できた人間かは別としてw
さて誕生日当日。
家族は忘れずにケーキをいくつか買ってきてくれました。
案の定酒を飲んでたしょうさんはケーキがあまり好きではないこともあり、
一つも食べませんでした。
ハッピーバースデーを家族に言われ、蝋燭の灯ったケーキを目の前にすると相当照れて他人事のようにテレビを見ながら知らん顔。
蝋燭を消して!と言うと消さずに唇を尖らせて照れ隠しをしました。
ケーキの蝋燭も、ケーキも、
ミキさんやお孫さんたちが全部いただきました。