本気で”運動したくない人”に贈るボディケアの話
こんにちは。”デカビタC”と”のり弁”をコレでもかってくらい愛している
八王子のゴッドハンドことNarukamiです。
整体業を営んでいると困ることがあります。
それが「とにかく私は運動したくないんです」と断言する人。
施術家としては、整体を受けた上で、水を飲んでほしいし、運動もしてほしいし、ストレッチとかもやってほしいんですけど・・・
そもそも、運動できりゃ苦労ないんだよってなスタンスで拒否られることが結構な頻度であります。
そんな時、私が「じゃぁ、せめてコレやりましょうか。」と提案するあることがあります。
今回はそんな”あること”のお話。
運動はしたくない。でも肩こりや腰痛はイヤだなという方は是非、最後までお読みください。今後の人生の財産になること間違いなしです。
肩こり・腰痛の根本原因を教えます
私の施術は、お客さんのお話をとにかく聴きます。
幼少期のことから、仕事や家族のこと、その時の心境まで細かく聴きます。
当然、お話したくない方は黙って寝ててもらいます。
そんな中でお話をしていると当然のように「体がコラないようにするにはどうすればいいんですか?」と聞かれることがよくあります。
なので、コリが発生する根本原因のお話を皆さんにはするのですが
「そんな話聞いたことない」と、ほぼほぼ言われます。
ここを理解しておくと今後、何をするにしても役に立つので今回は皆さんにも体のコリに関する真の根本原因の話をしてから、運動したくない人にオススメのボディケアのお話をさせていただきます。
ズバリ申し上げます。根本原因は「重力」です。
「こいつ何言ってんだ?」と思われたかもしれません。
人の体は非常に複雑で、コリができる場所や原因は人それぞれ理由も内容も違います。
ただし、コリが発生する根本的な原因は普遍的であり全員共通です。
それは地球に重力があるからです。
地球の重力は1Gですが、この1Gが体にかける負荷とは大体、
車を急発進して3秒で100kmに到達するときくらいの負荷が体にかかる計算だそうです。
我が家のミニバンでは到底不可能なレベルの爆速野郎ですね。
そんなレーシングカー並みの負荷の中で人間は生きています。
おわかりでしょうか?3秒で100kmに到達する急発進の車の中をイメージしてください。
最初、グンッ!!ってなって、あわぁああぁ〜!!ってなりますよ。
少ししたら慣れてしまうんでしょうけどね。
今現在も、皆さんの体にはそれだけの負荷がかけられています。
それだけの負荷の中で生きていて、何もせずに体を楽にしたいというのは結構至難の技なんですよね。
それでも運動したくない!!
という人のために、まずは間違った根本原因の払拭をもう少しだけしましょう。
よく聞くまちがった根本原因ランキング
私の整体院には「他のお店に行ったけどよくならなかった」という方が沢山いらっしゃいます。
他のお店が悪いとか言いたいわけではありません。
実際どこに行っても同じようなことを言われて、欲しい結果を得られていないお客さんたちに対してお伝えしたいのです。
みんな同じようなことを言うけど、結果が得られていないなら視点を変えてみた方がいいんじゃない?ということです。
そんな中私がよく聞く、コレが原因だランキングを発表します。
私がよく聞く”コレが原因ランキング”発表
1位:姿勢が悪いから
2位:骨盤が歪んでいるから
3位:筋肉がたりないから(運動不足)
4位:老化現象だから(脊柱管狭窄症etc)
5位:PC・スマホのしすぎ
こんな感じでしょうかね?
具体的に何人に聞いて何%が・・・的な正確なデータではないです。
あくまで私の体感でよく聞くなってのをランキングにしただけ。
いかがでしょうか?言われたり、聞いたりしたことはありませんか?
4位の老化現象だから。は私の嫌いな言葉なので違うよと言いたいところですが、他の4つに関しては「重力」がなければなんの問題もありません。
姿勢が悪いから背筋を伸ばしたり。骨盤のせいだと思い込んで骨盤ベルトを間違った巻き方したり。筋力不足だと思って筋トレして痛めたり。
間違った認識に対して、間違った対処をしても結果が得られないのはしょうがないと思います。(そのうち細かく説明する記事を書くかもしれません)
では、結果を得るためにはどうしたらいいのか。
おまけに、運動をしないで手に入れるためにはどうしたらいいのか。
そのお話をしていきます。
運動しないで楽な体を手に入れる
少しだけ小話ですが、以前、私のお店に”カーレーサー”の方が来ていたんです。
彼は車が大好きなので、車に全く興味のない私は彼に車の魅力を聞きまくっていました。
そんな時、彼から聞いた小話です。(本当かは知らないよ)
外車(ベンツとか)は外装が硬い。だからブツかっても車は傷つきにくいんだ。
日本車は外装が柔らかいんだ。だからブツかると車はペッシャンコになるんだ。
「じゃあ、外車のがいいじゃん!!」と私は言いました。
すると彼はこう言いました。
「ペッシャンコにあえてなるようにしてるんだよ。衝撃を逃す方が安全なんだ。だから日本車の方が個人的には安全でオススメだよ先生。」
NA RU HO DO NE
コレは何を言いたいかというと、交通事故などの衝突時に力を入れると筋肉がブチ切れてむち打ちになるのと同じ原理。
居眠りしていて脱力している方が実はケガしにくいわけですね。受け身のように衝撃を逃すことができるわけです。
ここまで来たら何を言いたいか察しのいい方はおわかりかと思います。
そう、重力という負荷を対処するには「脱力すること」が重要なわけです。
力んだ状態で、重力という負荷を受け続ければ体がしんどくなるという話です。
流れの激しい川の流れを体で受け止めるのか。
流れの激しい川の流れに身をまかせて一緒に流れていってしまうのか。
どっちが楽なのか。明らかに一緒に流れていった方が楽ですよね。
川の流れに身をまかせる時に力む人はいないですよね。
ホワッ〜〜〜っと脱力しないと流れていけないはずです。
つまり、脱力ができれば運動しなくても楽な体を手に入れることができるということです。
しかし、問題があります。
”脱力”は”力む”の100倍ムズイということです。
「じゃぁ、せめてコレやりましょうか。」
そもそも脱力できていれば、肩こりも腰痛も重症化していないはずです。
つまり、肩こり腰痛のひどい人は、ひどく力んでいるということなんです。
そんな人に「はい、力抜いてねー」とか「リラックスしましょう」とか言っても無理ゲーすぎて、何言っちゃってんのこの人?となるわけです。
みんな、脱力の仕方なんてとうの昔にどこかに置いてきてるわけです。
だったらもう一度、俺と一緒に探しに行こうZE!!
と、いうことで脱力という最強スキルを身につけるために
「せめてコレやろうか」という提案です。
”運動したくないなら脱力するために”せめてコレやろう
1:お風呂で湯船に浸かって”ぷっかぁ〜”と浮かぶ練習
→湯船が小さくて無理なら、銭湯でもプールでも行きなさいな。
2:4秒吸って4秒吐く深呼吸の練習
→大体の人が”吸う”のが苦手、慣れてきたら段々と長くしてね。
3:濡れた体を”ブルブルする犬”のように体をブルブル
→濡れ犬、でんでん太鼓、のように手足の力を抜いてブルブルの練習。
4:頭、肩、腕、手、胸、腹、背、腰、尻、モモ、膝下、足と丁寧に順番に力を抜いていく練習
→一気に全身の脱力は無理。頭の先から足の先まで”丁寧に”順番に脱力することを意識する練習をしてみよう。
5:睡眠時間の確保
→寝ないで脱力しようとかそもそも無理。睡眠不足の人は諦めてください。人によって必要な睡眠時間は違うので自分にとってベストな睡眠時間を確保してください。
どれでもいいから、運動したくないならどれかやってみなさいな。
というお話でした。
筋肉は息を吐いているときにゆるみますので、特に2番の深呼吸と4番の順に脱力をセットでやるのがオススメです。
まぁ・・・・
運動してほしいんだけどね。
大事な補足
運動すると”力む”から余計ツラくなるんじゃないか!?と思うナマケモノさんには「運動後は脱力しやすい」ということだけはお伝えしておきます。
それと精神的な話。精神的なストレスが強い状態では”筋肉は硬くなります”なので脱力も当然不可能です。
精神的なストレスが強い状態ならば、脱力の練習なんて言ってないで、運動するなり、対話するなり、環境を変えるなりしてまずはストレスの対処をしてください。
それでは皆さんどうかご無事で。
またねー。
Narukami