- 運営しているクリエイター
記事一覧
「森の中のレストラン」の感想(ネタバレあり)
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
主人公は森の中でレストランを経営している腕の良いシェフなのだけど、同時に森で自殺にくる人間に対して食事を作り、もう一度考える時間を与える「最後の晩餐」を提供している。
ちなみに最初のお客を「机くん」こと森永悠希が演じているのだけど、気の弱そうで覚悟がまだ決めきれてない繊細な雰囲気が絶妙だったと思う。短いシーンでしっかり存在感を残していくのは流石。
しかしあ
「ハウス・オブ・スポイルズ 魔女の厨房」の感想(ネタバレあり)
Amazonプライム・ビデオ配信映画作品。
ブラムハウス製作ホラー作品という事で結構期待して観たけど、コミカルさと物語の驚きのバランスが流石でやっぱり面白かった。
冒頭のお婆さんが怪しげな本のレシピを広げ、素手でぐちゃぐちゃに潰したよく分からない肉を混ぜて、「大地の糧となる」等と呟きながら、具合の悪そうな女性に何かを無理矢理食べさせようとするシーンで始まり、狂った魔女の儀式を思わせタイトルの通り
「ヴェノム ザ・ラストダンス」の感想(ネタバレあり)
本来はスパイダーマンのヴィランであるヴェノムを主人公にしたアメコミ映画シリーズ、3作目。
今回で一応完結作っぽいけど、観終わってみると想像以上のアッサリ具合にちょっと困惑している。
上映時間的にはアメコミ映画にしては結構短い作品ではあるけど、映画の語り口的にはめちゃくちゃ早足なシーンと、割と冗長なシーンとが混在していて独特なリズム感だと思う。
前半とにかく話の展開がめちゃくちゃ早くて、映画が始ま
おひとりさま族の感想(ネタバレあり)
Amazonプライムビデオで鑑賞。
何も知らないで観たけど不思議な味わいの作品でとても面白かった。
主人公であるジナが他人と出来るだけ関わらない様に生活している様子をじっくり撮っていくのだけど、彼女が自分の殻に閉じこもっているのを示す描写が見ていて面白い。
移動中は常にイヤホンをしてスマホで動画を見て、仕事のお昼休憩では職場からかなり離れた場所にあるおじさんとかしかいないそば屋?で、そこでもま
「マイ・スパイ2 永遠の都へ行く」の感想(ネタバレあり)
Amazonプライム・ビデオ配信限定作品。
2020年公開の「マイ・スパイ」の続編なのだけど、前作は未見で鑑賞。
本当は観たかったけど、何故か前作は課金しないと観れないという、不親切にも程がある状態に、なっていて、本当にAmazonプライム・ビデオは、こういう所が酷いなぁと改めて思う。
ネトフリとかU-NEXTとかと違って、本当に配信作品のチョイスに人の心を感じない。
という訳で結局一作目は課
「ブリス」の感想(ネタバレあり)
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
自堕落な生活をしている画家である主人公が変な薬とかセックスをしていたら、どえらい事になっていく様子を描いた作品。
画面が常に暗くて色合いがキマリまくっている雰囲気なので、時代性みたいのが読めなくていつ頃に撮られた映画なのか全然分からない感じだったけど、観終わって調べたら2021年で最近の映画なのはちょっと驚いた。
見せ場はドラッグをやっている様子を、主人公
「ぼくが生きてる、ふたつの世界」の感想(ネタバレあり)
MOVIX京都にて呉美保監督の舞台挨拶付きバリアフリー字幕付き上映回で鑑賞。
呉美保監督最新作
何と言っても「そこのみにて光輝く」や「君はいい子」等、傑作を生み出してきた呉美保監督の最新作という事でかなり期待して鑑賞したけど、その期待以上の傑作だった。
「君はいい子」でもそうだったけど、ラスト前の映画的な感動の畳み掛け方が素晴らしくて、めちゃくちゃ泣いてしてしまった。
原作は大人になった目線
「侍タイムスリッパー」の感想(ネタバレあり)
MOVIX京都の舞台挨拶付きの上映回で鑑賞。
大きめのシアターだったけど、ほぼ満席でギャグの度に笑いが起こるとても良い環境で鑑賞出来た。
待望の安田監督最終作
僕は今は無き立誠シネマで公開されていた安田監督の第一作目の「拳銃と目玉焼」で大好きになって、その次作の「ごはん」の完成試写イベントを観に行ったりしていたので、今作がこうやって全国的に「カメラを止めるな!」の様に口コミで広がりヒットしてい
「ジャックポット」の感想(ネタバレあり)
Amazonプライム・ビデオオリジナル配信限定作品。
ポール・フェイグ監督最新作でオークワフィナ主演のブラックコメディという事で間違いないだろと思って観たけど、やっぱり期待通りしっかり面白い作品だった。
2030年のアメリカが舞台。
オープニングでも説明がある通り、不景気過ぎて政府や国中の人が自分の利益優先で世知辛くなり、殺人宝くじが合法化されたディストピア。
数時間だけ宝くじ当選者への殺人が