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個別最適な学びについて考える(55)ー小野賢太郎, 小柳和喜雄,平井尊士,宮本浩治(2012)教師を目指す人のための教育方法・技術論ーから

おはようございます!
さて今日も100記事を目指して取り組んでいきます!
誰かが呼んでくれていると信じて書き続けます。笑
あとはこの習慣を続けていきたいと思う限りですね。
絶対に一冊の本は読むようにして取り組んでいくということを心がけていきます!

本日は,「小野賢太郎, 小柳和喜雄,平井尊士,宮本浩治(2012)
教師を目指す人のための教育方法・技術論.学芸図書,東京」です。早速読んでいきましょう!

〈学習指導案作成の手順〉
1) 学習指導要領の内容を確認し,単元(題材・主題) 目標と学習内容を確認する。
2) 単元(題材・主題)構成を考える。
3) 単元(題材・主題)の指導計画と評価計画の立案をする。
4) 本時の目標を確認する。
5) 指導内容の焦点化・授業の山場を想定する。
6) 児童の実態を想起しながらどこで何を考えさせるかなど授業構成をイメージする。
7) 評価と支援の方法を考える。
8) 発問計画,板書計画を考える。

小野賢太郎, 小柳和喜雄,平井尊士,宮本浩治(2012)
教師を目指す人のための教育方法・技術論.学芸図書,東京

指導案の作成手順はコピーして作ってしまうことが多いので学ぶ機会が少ないと感じています。
改めてこのように書き出されてみると手順が分からないことが多いです。

例えば,この手順に個別最適な学びのための1手順を入れるとしたらどこに入るのでしょうか。
きっと4番までは教師の狙いや抑えがありますが,山場などは人それぞれになっていくのではないでしょうか。そうすると6番の順番が先に上がってくる可能性もありますね!

そもそも授業案を考える手順も修正していかなければならないのではないでしょうか。

 学習活動を構想するには第一に、望ましい活動、例えば実験や観察、調べ学習、体験的な活動などといった活動内容の視点から発想する。
 興味を起こさせる導入の工夫、課題設定の方法、学習方法(調べ学習,課題解決学習,話し合いなど)、教材・教具・資料の準備、提示する時期と方法などが検討事項となる。
 第二は学習過程、例えば問題(教師の提示,複数の中から児童が選択、児童の発見したものなど)の把握、解決の計画、解決の実施、伝え合いと検討、まとめ、適応などから発想する。
 第三は、児童の学習形態や教師の指導体制などの視点から発想する。経験の浅い先生は、授業のねらいを明確にしていないために、達成の手立てや方法の考案や、児童の反応(記述,発言,活動)の評価ができなくなる。児童が身に付けたこと、分かったことがあいまいになってしまうのである。

小野賢太郎, 小柳和喜雄,平井尊士,宮本浩治(2012)
教師を目指す人のための教育方法・技術論.学芸図書,東京

経験の浅い教師向けのメッセージもありました。

特に,学習方法と評価方法を示すことを重視したい

そんなことを個別最適な学びではさらに重要視されていくのではないでしょうか。まずは,1週間に1回の授業は指導案を書いてみて経験を積むのも有馬もしれません。(めっちゃしんどいですが。笑)

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

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