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個別最適な学びについて考える(74)ー櫛田磐,土橋美歩(1999)新訂 視聴覚教育ーから
お疲れ様です.本日も元気にアウトプットをしていきましょう!
気づくと5000ビューを突破していました。
皆さんが見てくださるので続けることができます。
平均、50くらいは毎回の記事を見てくださっていることに驚きです。
さてここまで、80記事以上、目指していた100記事までもう少し!
頑張ろう自分!と励まして進めて行きます。笑
本日は「櫛田磐,土橋美歩(1999)新訂 視聴覚教育.学芸図書,東京」です。では、早速読んでいきましょう!
児童期の視聴覚文化の利用
小学校では生活科をはじめ,道徳・理科・社会科・家庭科などで良質の視聴覚教材が多く利用される。ビデオ・16ミリ映画・OHP(TP資料)などを積極的に利用して、学習・話し合い活動のもととなる「具体的共通経験の場」を構成することである。学習者が個々に考える活動を促進させることはもちろん、その前に、グループ学習として、①仲間と共通の経験をもつ,また指導者も、②送り手と受け手が共通経験をもつことで、個人学習ではなく他者の受け止め方や考え方を話し合って確かめるコミュニケーション活動(「共有と確認」:第1章参照)が視聴覚教材利用の大切な役割である。
小学校での学習メディア利用は思考に弾みをつけ(図3.p.63参照)、その内容を深く豊かなものにすることが主眼であって、知識注入・数授の道具として使うべきではない。そのためにも、学習者のレディネス(readiness:成長・準備性)の思考ステップに合わせた内容の区切り(広がりゃ簡手能列)や、提示のゆとり(時系や過程)などを計ることが学習効果の決め手となる。
具体的共通経験の場を作ることで、その後の話し合いの活動にいきてくるわけですね。
同じ番組を見ても,感じ方は人それぞれ,気になる疑問点もそれぞれでさらに学習が発展していきます。
だからといって、体験したことがない話が続くわけではなく、自分も見たことがあるもので話し合いが進むわけですから、体験したことがないで終わるものではないわけです。
気をつけなければいけない点は「内容を深く豊かなものにすることが主眼であって、知識注入・数授の道具として使うべきではない」ということです。
映像を見れば、知識も獲得かというと少し違う気がします。
家庭学習などで映像や番組を使うことが多くなっているとは思いますが、そこの解釈は間違えず利用をしていくことが重要だと考えられます。
少し個別最適の視点とは違ったかもしれませんが、教材の利用の仕方も重要になっていくと考え、こういう視点からも考えてみました。
本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!
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