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個別最適な学びについて考える(67)ー北尾倫彦(2011)「本物の学力」を伸ばす授業の創造ーから
お久しぶりです。
やはり、時間が取れず途切れ途切れになってしまいました。
しかし、アウトプットをやめてしまったらせっかくのインプットも台無しになってしまうと他の本にも書いてありました。
本は買って読んでいる癖に勿体無いことをしてしまっています。
そんな時も気を取り直していきましょう。
まだまだ取り返せます。
ひと月に10冊程度本を買うのでそれが溜まってきたところで、記事を書こうと思います。諦めず頑張っていきます。
本日は「北尾倫彦(2011)「本物の学力」を伸ばす授業の創造.図書文化,東京」です。では、早速読んでいきましょう!
支え合いと切磋琢磨の学習環境が意欲を育てる
「授薬づくりは学級づくりから」といわれることがあります。確かに、すばらしい授業はすばらしい学級でみられますのでこの指摘は正しいでしょう。
では、どのような学級を創ればよいのでしょうか。
学級には、生活の場としての学級と、学習の場としての学級という二つの性格があります。子どもにとって学級は家庭に次いで大切な生活の場になっています。しかしそれだけでなく、学級で授業が行われ、子どもはそこで学ぶのですから、生活以上に学習に重みがかかります。
生活の場としては、互いに支え合うあたたかい人間関係をつくることに指導の重点が置かれます。学級活動では、話し合いを軸にして人間関係づくりの指導が行われますが、そこでは規則を守って誰とでも仲良くすることが重視されます。
そのため一人一人が自分の考えで行動するよりも、みんなと足並みを揃えて歩むことを優先する傾向があります。
互いに支え合うような学級をつくらなければ意欲が上がらず、お互いに上手くいかないということが書かれています。
あたたかい人間関係を作ることは、教師の指示なしで生まれることはほぼないと思われます。
日頃から子どもたちに声をかけ、あたたかい人間関係が築くように仕組んでいかなければいけません。
ここでは、認め合うことが書かれていました。互いの役割で仕事をしていることを確認し、認め合うことで互いの良さを考えるようになるのかなと思います。
授業づくりだけでなく素地となる学級の雰囲気も整えていかなければ、個別最適な学びの授業も上手くいかないのではないかなと思います。
学級で一緒に勉強していると、友だちの優れた点に気づき、刺激されることがあります。また友だちからの助言によって問題を解くことができたり、共同で作業する楽しさを経験することもあります。
ときには友だちに負けないようにと、競争意識がかき立てられることもありますが、前に述べたように自己防衛ではなく、自己実現の構えをとれば意欲を引き出す契機になります。
これらは切磋隊磨の人間関係であるといえます。排他的な競争ではない点が重要であり、互いに成長することを喜び合うことができる特徴を持ち、競争に負けても相手を称えて拍手することができなければなりません。
友達の優れた点に気づくこと、子どもたちはよく見ているなと感じることがあります。
〇〇さんのやり方をまねしてみたよという声が上がるのも、教室で多くの人がまなんでいるからこそのものでもあると思っています。
ある意味、選択するためには学び方をたくさん知らないといけないので、友達のやり方を見るということは個別最適にも必要なことだと思われます。
やはり、色んな要素が組み合わさなければ子どもたちが「最適」にはできないということを考える内容でした。
本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!
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