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真夜中の深呼吸。

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私のままで生きるために、深呼吸をするように綴った文章たち。
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2022年5月の記事一覧

26歳、はじめて「自信」が芽生えた私とこれからの自信とのつきあい方

26年間、わたしはずっと自分に自信がなかった。

なんてことを言ったら、わたしのことを知っている人は「またまたそんな冗談を…」と思うかもしれない。

たしかにわたしは人前で弱音や愚痴を言わないし、緊張していないふりが得意だし、どんなに疲れていても苦しいことがあっても大体は笑顔で平気な素振りをしているから、自信がないようには見えないのかもしれない。

あまり親しくない人には「そつなくこなすタイプだよ

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"ふたりで人生をつくる"って、難しいから愛おしい

"ふたりで人生をつくる"って、難しいから愛おしい

恋人に「今年中に、京都に住みたいって言ったらどう思う?」と聞かれてから、ずっとこれからの人生について考えていた。

これは、彼と一緒にはじめて京都を訪れ、大好きな鴨川でのんびりとした朝を過ごしていた時、わたしの耳に飛び込んできた言葉だった。

その時わたしは、やわらかな朝の日差しに目を細めながら、きらきらと輝く水面をぼんやり見つめていた。穏やかな時間に、ぴりっとした何かが走ったような感覚。

川沿

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贈りものって、愛なんだ。「図書係」から届いた一冊の本に心救われた夜

贈りものって、愛なんだ。「図書係」から届いた一冊の本に心救われた夜

2ヶ月前。心が弱っていたわたしの元に、ある人たちからの贈りものが届いた。

それは昨年参加していたオンライン講座「企画メシ」から生まれた「図書係 山と川」の2人から届いた、一冊の本だった。

これは、そんな一冊の本の贈りものに心を救われた、ある夜のお話。

「図書係 山と川」とは、80名近い同期一人ひとりに向けておすすめの本を紹介したという伝説を持つ片山さんと、初対面でもなぜかするすると心の内をさ

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