Nanako

【人と人との化学反応が起きる場所を創りたい】北海道奈井江町の地域おこし協力隊/公設塾スタッフ/24歳/雨女/教育哲学/政治教育/ルールメイキング/部活動改革

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最近の記事

図々しい人間たち

11月頭。 北海道では紅葉のピークが少し過ぎたころ。 日光を遮る高いビルがないこの町では 葉っぱがきれいに紅葉している。 見ているだけで目がうれしい鮮やかな景色。 地元の方と化石採取をしに山に行った。 結局、水が多くて今回は化石は発見できなかったんだけど、 山の中を歩くのがとても楽しかった。 シカの新鮮な足跡が残る獣道を通る。 人間が通ってさらに通りやすくなった道を、今度はまたシカが通る。 野生動物と共生している感じがして、なんだかうれしかった。 本来、人間の先祖たちは

    • ギブファーストの正体

      環境を変えたらわかりやすく人生が好転した。 人は自分の鏡であると同時に 自分は周りの鏡である。 てか個人的には後者の方が強いと思っている。 周りにいる5人の平均が自分っていう言葉もあるくらいだからね。 自分は一人しかいないけども 周りの人は普通にたくさんいる。 自分が周りの360°を順に鏡で映して変えていくよりも 360°の周りの鏡で一気に映した中心の自分の方が変わりやすいだろう。 鏡の数が違う。 今自分の周りは みんながギブファーストで動いている。ような気がする。

      • 政治教育について思うこと

        民主主義教育とか主権者教育とかいっぱいあるけど、それらをまとめて政治教育と呼ぶことにした。違ってたらごめん。 私が政治教育に力を入れている理由は二つ。 抱えている怒りや不満を暴力や犯罪という方法ではなく、正当な方法で解決してほしいと思ったから。 そして、そのプロセスを通じて、自己有用感を持って欲しいと思ったから。 私が政治に興味を持ったのは、17歳のとき。 同世代の友人の政治や社会問題に言及している姿がかっこいいと思った。 暴力や犯罪で訴えることは、一瞬の注目を浴びる。

        • 徹夜で行った酒を一滴も飲まない飲み会が楽しかった

          今どのような気持ちかというと、 こういう気持ち。 このシーンはどういうシーンがというと、 試合の要所、接戦でコンビ中心の早い攻撃が続く。速さはもちろん敵を苦しめるけど、環境が整っていない中の速さは自分たちも苦しめる。チームの視野がどんどん狭くなる中で、主人公の日向翔陽がポーンと高いボールを上げて、一旦仲間の呼吸を整え、視野を広げるという名シーン。名シーン。 わかりづらくてごめん。ハイキュー見てね。 無駄な焦りがあるなという自覚はあったけど それをどうすることもできなくて

          落ち込んだときは

          私はHSPの端くれなので ご飯が食べられないほど落ち込む時や 動けなくなってしまうことがたまにある。 というかそれなりにある。 強欲になったときに人はなんだか満たされない気持ちになる。 そして、浮足立った自分を恥じる。 お腹がいたいときは、健康であった日常に感謝できるのに 人はつい多くを望んでしまう。 一生くすぶっていれば 一生何かをしようという気にならなければ 絶望することもないし、もどかしさを感じることもないのかもしれない。 それでも私たちは 怪我する可能性は高まる

          落ち込んだときは

          理想郷はないと知るということ

          私は今、理想郷はないということを知っている。 どんなドキュメンタリーYouTube、映画、番組を見ても これは加工された世界だと思うことができる。 …え、もしかして普通? でも私はバカなので、何事も身をもって体感しないとどうしてもわからない。 夢見心地なピーターパンだった。 どこの会社に限らず、新卒採用はキラキラした世界を見せる。 「意識高い系」と言われる大学生たちは、学生時代に仕事の楽しさを知り、仕事に夢を持つ。 別に意識高い系の大学生が悪いと言っているわけじゃない。 む

          理想郷はないと知るということ

          交差点

          1, 生きてはいた、活きてなかっただけ 「勉強もスポーツも何でもできていいなあ」 何でもできるわけではなくて、勉強と運動の2つができたというだけの事実が、中学生の私たちにはすべてのように感じられた。 「部活と勉強ができるやつが偉い。」 画一的な日本の教育を一身に受けた、曲がった思想を持っていた私は紛れもなく"ヤバい奴”だった。 14歳。幸せじゃなかった。 金銭的にも不自由じゃない、家族も喧嘩はするけどいい家族。 もっと恵まれていない人がいるはずだから、辛いとか言ってい

          交差点

          黒川想矢さんのスピーチが素晴らしかった

          日本アカデミー賞がどんなに権力に塗れたものであったとしても、 作り上げた人の努力と登壇者のスピーチだけは信じていいと思う。 是枝監督の「怪物」で素晴らしい演技をして、新人俳優賞を受賞された黒川想矢さんのスピーチが本当に素晴らしかった。 以下スピーチ どこかの天才が「天才とは優しさ」と述べていたことを思い出した。 私は東京というチャンスに溢れたところに直ぐにアクセスできる場所で 周りの先輩方に助けられ、下駄を履かせてもらい そんな環境ではじめて、自分一人では決して手が届

          黒川想矢さんのスピーチが素晴らしかった

          2023年振り返り

          2020年から言えないことが多かった去年を除いて、1年の振り返りを文字に起こして頼まれてもないのに公開してるんだけど、今年は本当に何も感じない1年だった。 1年を振り返って何も感じないのは初めてのこと。 環境的には間違いなく、大きな変化があった。 4月に社会人になって、北の果てまで引っ越して、初めての一人暮らし。 抜け出したくって逃げ出したくって 泥みたいな世界で息ができなくなった私に 酸素を送り続けてくれた人たちとも別れを告げ、 全て投げ出したくて北海道に来た。 北海

          2023年振り返り

          うれしい報告とかなしい報告

          今日はうれしい報告と少しだけかなしい報告があった。 うれしい報告は、不登校支援をしていたときに出会った小学生の子からの報告。 当時、スクラッチを教えて、一緒に調べながら作ってた。 仕事として不登校支援を終えた後でも、家で継続してつくっていたようで、「メタモン捕獲ゲーム」ができたと報告してくれた。 子どもは全員天才だと思ってる。 私は一人一人の感性と個性とギャグセンスを大人の事情で潰したくない。 けど、現状潰して鋳型にはめているのが今の日本だと思う。 大人にも面白い人は

          うれしい報告とかなしい報告

          まずは子どもを幸せにしよう。すべてはそのあとに続く。A.S.ニイル

          先日、今話題の映画「夢みる小学校」を観てきた。作られたドラマっぽさは全くなく、現状を、教育を、可能性を、まっすぐ伝える映画だったと思う。 個人的に印象的だったポイントをまとめてみました。 通知表がないこの映画をみる少し前、通知表を作成しなきゃいけないという法的根拠はないという衝撃の事実を知った。 いやもうびっくり笑(遅刻を記録しなきゃいけないという法的根拠もないのも知った。おもろい笑) 映画の中で尾木ママが言っていた通り、シンガポールでは2年前から通知表を廃止、北欧では競争

          まずは子どもを幸せにしよう。すべてはそのあとに続く。A.S.ニイル

          2021年を振り返る

          「去年と同じ年を過ごしたらだめだ。」 むかいさんに貰った言葉をデスクに張り付けて過ごした一年。 去年も去年でコロナが猛威を振るった中、精いっぱい生きたつもりだけど、100点満点ではなかったわけで。 その後悔を忘れて、また流れるように過ごしていては意味がない。 この言葉があったおかげで、無力さを感じた去年を忘れることなく、1年を過ごせた気がする。 不登校支援のアルバイト去年から引き続き、不登校支援のアルバイトを続けている。 今月で1年と6か月になる。 不登校という状況に直面し

          2021年を振り返る

          風越みらいツクール

          軽井沢風越学園に行ってから早2週間。 光の速さで過ぎていく毎日を言い訳にして、振り返りを怠っていた。 2度目のみらいツクールに参加させてもらった。 風越学園を見学できる!という理由から飛びついてみたけど、改めて趣旨を思い出すと就活中の自分に ぴったりだったと思う。 ↓以下みらいツクールの趣旨 開校2年めを迎える今年、軽井沢風越学園が大切にしている ”じっくり、ゆったり、たっぷり、まざって、「  」になる” プロセスを、全国各地の18歳から24歳の人たちとも一緒に分かちあ

          風越みらいツクール

          「14歳の栞」

          懐かしい気持ちが胸に充満すると同時に あそこにはもう戻れないんだという気持ちが胸を刺す。 当たり前だったはずの日常が美しい。 「14歳の栞」という映画を見た。 胸があったかくなって高揚している。 落書きで埋め尽くされた机 なぜか二人で行くトイレ 好きな先輩とすれ違った廊下 好きな先生の授業 謎に本気でやる合唱祭 青春の塊みたいな体育祭 思い出は美化される。 辛い記憶はどんどん色あせ、楽しい記憶はどんどん色濃くなる。 そりゃあ辛い記憶は思い出したくないし、覚えておきた

          「14歳の栞」

          2020年を振り返る

          東京オリンピックを控え、誰もが華やかな年になると思った1年。 希望も絶望もすべてウイルスが飲み込んだ。 当たり前だったことが当たり前ではなくなり、当たり前ではなかったことが当たり前になった。 そんな年。 1月・大学のテストに追われる 2月「逆転!? おしゃべり教室」で授業】 立憲民主党の青年局主催のイベントで先生として授業をさせてもらった。 このイベントきっかけでほんとにたくさんの政治家の方々と出会えた。 立憲フェスも楽しかったし、とても良い経験になった。 これから自分

          2020年を振り返る

          都立高校でアルバイトした大学生の話

          お久しぶりです。松坂です。 振袖に全く興味がなく、友達のお母さんに貸してもらったものを着る予定だったのですが、成人式がオンラインになるかも疑惑がでて、さっさと髪を切ってしまいたくなった松坂です。 美容師と親に全力で止められています。 先日#先生死ぬかも というワードがTwitterのトレンド入りした。 教員労働環境が劣悪であることは多くの人が知っていると思う。 私は6月に小池さんのTwitterから教育庁のアルバイトに応募した。 都立高校で働くことになり、「都立高校でアル

          都立高校でアルバイトした大学生の話