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詩  作詩  ポエム

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これまで綴った言葉たち 新しく綴った言葉たち 誰かの元へ、そして自分のための言葉たち #詩 #作詩 #ポエム #作品 #日本作詩家協会の元会員の頃の一部作品
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#作詩

「make a wish」

「make a wish」

前へ望めない日も
それでも進んでいるから…
心配しないで

遠く残してきたもの
本当は共に
今も生きていて

先へ望まない日も
それでも運ばれているから…
焦らないで

手に触れられないもの
本当は側で
存在していて

諦めないで

諦めないで

君の本物の場所が
呼んでいる
ほら、この瞬間も…

希望と夢…
闇の後押し底力
心の灯火
照らされて

           2023.1.20  ma

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そのままで…

そのままで…

香る金木犀
人混みにかき消されていく
あのビルの片隅
僕の心は迷子だった

着てみたい洋服
必ず似合うとは
言えないけど
それでもあなたは
包んでくれた

愛とかよりも
先に急いだものは
守りたい気持ちで…
声や言葉じゃなくて
ただそこにいる
あなたを愛してる 

変わる信号機
人混みに踏み込んでみる
あのビルの狭間に
僕の勇気を置いてみた

決して一つでない
傷口はなかなか
癒えないけど
それで

もっとみる

夕焼けがとても綺麗

赤く染まった街に

私も染まり

今日も生きている

苦しいのは愛のせい

幸せなのも愛のせい

壊れやすいから

そっと

今日もあなたと

繋がっていられて

良かった

本当に良かった

#日記 #つぶやき #詩 #作詩 #ありがとう

言葉が出てこない

想いと考えが

おいかけっこ


言葉が出てこない

理想と現実が

にらめっこ


言葉が出てこない

幸せと不幸せ

かくれんぼ


遊んでも

言葉にならない言葉は

透明な言葉

それでも

溶けるんだ



#日記 #作詩 #呟き








温かい風が
どこか寂しさを
運んできて

桜の蕾は
今年も
夢を
連れてきてくれました

悲しいニュースに
心が痛む日常が多いけど

慣れない事を
ただするしかなくて…

乗り越えてなんてない

泣いて笑って
ただ向き合うだけなの

すぐそこ
春が夢花を咲かす
#作詩 #呟き

坂の多い街
あなたと
目的のない坂道を
ただ
一緒に
のぼりつづけていた
暑い陽射しの日も
雨の日も雪の日も
あなたは
いつも
強く柔らかく
笑っていた
のぼることは
苦しみでなく
喜びなんだと
遠い記憶の中で
今も教えてくれる
#日記 #詩 #作詩 #つぶやき #記憶


いつも日常の中で
当たり前に聞いていた汽笛が
今、静かに…静かに…
消えようとしている
あの時も、あの日も、どんな時も
その音と共に
あなたがいて
あなたがいて
私がいた
汽笛が消えた時は
きっと
あなたの笑い声しか聞こえない
#日記 #ひとりごと #詩 #作詩 #あなた  

夏のクレ

夏のクレ

急な坂道 あの人と  
お手てつないだ 蝉の声  
今は鳴らない 人形時計  
造船所の汽笛が響く
夏のクレ 夏のクレ
幼き日々を想い出す  

窓から日差し 休山  
あの人ずっと 眺めてた
音戸大橋 くるっと巡り
いつしか景色も変わってた
夏のクレ 夏のクレ
時の流れに涙する  

毎朝日課 お薬師さん
皆の幸せ 願っていた
そんなあなたの 後ろ姿
今でも私の誇りです
夏のクレ 夏の

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変わりゆく景色の中で

涙流した日も

逃れられない悲しみに

大事にしてたもの

忘れたふりして

約束もされない明日へ

期待もするけれど

逃れられない寂しさに

欠けているものほど

愛着が湧いて

そんな日常が

ただただ愛しいの
#ひとりごと #詩 #作詩