サラリーマンのつぶやきエッセイも!<23時のおつまみ研究所>
「元気にしている?毎日ご飯食べているの?あなたは料理があまり得意ではないから心配なのよ」
いつもながら、突然かかってくる母からの電話。
もうこの時間にかけてくる?と思いながら、話が長くなるので「うん、大丈夫、元気ハツラツだから。なんか用事あった?ない?そうしたらまたね」
と早々に電話を切った私。だって、ちょうど電車に乗るところだったのだもの。
料理があまり得意ではないことはもっともだけど、そもそも母は私が料理をしているところを見たことがあるのかしらと首をかしげる私。
そんな時にちょうど手元にあったのが、この本!
23時のおつまみ研究所 著者:小田真規子さん、絵・マンガ:スケラッコさん
研究所というタイトルの通り、まさに実験レシピがたくさん掲載されているのです!
たとえば、夏のおつまみNo.1の枝豆。
① さやの両端を切る?切らない?
② 塩もみをする?しない?
③ 水の量は少なめ?たっぷり?
④ 火加減は弱火?強火?
という4つのポイントによって実験を繰り返したそう。
4つのポイントのどちらかを行った上で、「塩分濃度〇%の湯でゆでる」という結果が導かれました。
まぐれかもしれませんが、私はまさにこのとおりちゃんとやっていたのです。
(母さん、娘はちゃんと育ってますよ!)
また、表紙からも少し垣間見えますが、この本は「スケラッコさんのマンガ」が料理に対してより興味を引き立てます。
登場人物は、大将のキツネくんと料理初心者でお酒好きの61歳テツロ―さん。「テツローさんが作ってみたら」は、日記形式で書くサラリーマンのつぶやきエッセイとなっています。
1人でちょっと寂しさを感じ、「久しぶりに深夜ラジオでも聴いてみようかな」というくだりの料理レシピ本だけでない場面も散りばめられ、しんみりしたりして。。。
最後にひと言。私のイチオシは「生ハムチーズのお茶漬け」。
写真を見ただけでよだれが出そうなのー😋