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ミステリー読書感想文

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ミステリーに関する私の読書感想文記事を集めています。
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【ミステリー感想文】スキマ時間でサクッと読める日常の謎解き短編集『明智恭介の奔走』

【ミステリー感想文】スキマ時間でサクッと読める日常の謎解き短編集『明智恭介の奔走』

また1週間が始まりますね。わー、、頑張りましょう、、

今年は雪虫が少ないな〜と思っていたら、少ないというニュースを今朝見ました。

私が今住んでいる地域は比較的、雪虫が少ないのですが、生まれ故郷の札幌では、この時期、いつも、とんでもない数の雪虫に襲われていました。

雪虫がたくさん服や髪の毛に付いたり、口に入ったりするのが、道民のストレスなので、少ないというニュースは大歓迎です!

余談でした。

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【死はすぐそばに】ホロヴィッツ最新作の読書感想文

【死はすぐそばに】ホロヴィッツ最新作の読書感想文

こんにちは!こちらは良いお天気です。今日も1日素敵な日でありますように。

ミステリー大好き、フルタイム勤務ワーママ、みりーほです。

ついに読み終わりました!毎年楽しみにしているこの時期の、アンソニー・ホロヴィッツ氏の新作です。

ネタバレは一切ありませんので、安心してお読みください。

『死はすぐそばに』です。
私立探偵ホーソーンと、作家ホロヴィッツ(作者の分身のような主人公)この2人のシリー

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【ワーママの読書感想文】毎年この時期のお楽しみ!主人公が一歳ずつ歳を重ねる杉原爽香シリーズ『珈琲色のテーブルクロス』

【ワーママの読書感想文】毎年この時期のお楽しみ!主人公が一歳ずつ歳を重ねる杉原爽香シリーズ『珈琲色のテーブルクロス』

皆さん、こんにちは!今日も素敵な1日になりますように。

ミステリー大好き、フルタイム勤務ワーママ、みりーほです。

今回は、杉原爽香シリーズ第37作目、赤川次郎さんの『珈琲色のテーブルクロス』を紹介します。

ネタバレはありませんので、最後まで安心して読み進めていただいて問題ありません。

このシリーズは、杉原爽香が15歳の時に事件を解決する第一作目、『若草色のポシェット』から始まり、

毎年1

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【ワーママの読書感想文】孤立無援でも敵地に乗り込んでいく主人公に目が離せない!『恐怖を失った男』

【ワーママの読書感想文】孤立無援でも敵地に乗り込んでいく主人公に目が離せない!『恐怖を失った男』

こんばんは!今日も1日おつかれさまでした。

ミステリー大好き、フルタイム勤務ワーママ、みりーほです。

やっとのことで、クレイヴンの新シリーズ、『恐怖を失った男』を読み終わりました。

とにかくページ数が多かった!688ページもありました。

私の場合は、子育て中のため、読書をする時間が限られているので、時間がかかりましたが、

ある程度、読書する時間がある方なら、このページ数でも、あっという間

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【ワーママの読書感想文】思わず笑ってしまう、セリフの掛け合い『台湾プライベートアイ』

【ワーママの読書感想文】思わず笑ってしまう、セリフの掛け合い『台湾プライベートアイ』

まだまだ暑い日が続いていますが、皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。
ミステリー大好き、フルタイム勤務ワーママ、みりーほです。

翻訳ミステリーは、アメリカ、イギリスのミステリーを読むことが多いのですが、今回、初めて、台湾ミステリーを読みました。

『台北プライベートアイ』紀 蔚然 です。

翻訳ミステリー大賞&ファルコン賞ダブル受賞作品です。

ネタバレはありませんので、安心して読んでください。

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【おすすめ海外ミステリー10選】ワーママがここ2、3年で読んだ作品から紹介します。

【おすすめ海外ミステリー10選】ワーママがここ2、3年で読んだ作品から紹介します。

ミステリー大好き、フルタイム勤務ワーママ、みりーほです。
今日も暑いですね。北海道も蒸し暑いです。

今日は、私がここ2、3年で読んだ海外ミステリーから、ベスト10作を選んでご紹介します。

英語学習が好きで、仕事でも使っているため、翻訳ミステリーを読むのが、昔から好きです。

古典的名作を紹介しようかとも思ったのですが、さらっと読めるここ最近のミステリーを紹介しようと思います。

ここ2,3年に

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終盤は時間が経つのを忘れてしまう面白さ!『処刑台広場の女』を読み終えた。

終盤は時間が経つのを忘れてしまう面白さ!『処刑台広場の女』を読み終えた。

こんにちは!フルタイムワーママ、みりーほです。今日も愛あふれる一日でありますように。

年始から読み始め、細切れに読んでいた、『処刑台広場の女』。週末を迎え、終盤に差し掛かると、あまりの面白さに、読むのが止まらなくなってしまいました。最後は、子どもが寝る時間になっているのに気づかないという事態に陥りました。反省。

ネタバレなしです。

主人公は、レイチェルという冷静で完璧な探偵と、ジェイコブとい

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叙述トリックの傑作、『恐るべき太陽』は、読者を華麗に欺く。

叙述トリックの傑作、『恐るべき太陽』は、読者を華麗に欺く。

おはようございます。フルタイムワーママ、みりーほです。今日も愛溢れる一日になりますように。

先週、冷えが原因か、胃腸炎になってしまいました。仕事を早退して病院へ行き、薬をもらって現在は少し落ち着きました。

体調は不調ですが、待合室では、ここ何日か忙しくて読めていなかった『恐るべき太陽』を読み進めることができました。

2024年版『このミステリーがすごい』海外部門第7位、フランスの作家、ミシェ

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ドキドキハラハラどころの話じゃない!『頬に哀しみを刻め』

ドキドキハラハラどころの話じゃない!『頬に哀しみを刻め』

ミステリファンの、フルタイムワーママ、みりーほです。ワーママのみなさん、今日も愛あふれる1日でありますように。

心臓が跳ね上がってしまうような、怒涛のストーリー展開に、思わず読了後に、フーッと息を吐いたのは、こちらの本。

『このミステリーがすごい2024年度版』海外部門で堂々の第1位!『頬に哀しみを刻め』です。

文庫本ですが、どっしりずっしりと、読み応えのある本でした。

男性同士のカップル

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登場人物がみんな怪しい別荘ミステリー、『あなたが誰かを殺した』(東野圭吾)

登場人物がみんな怪しい別荘ミステリー、『あなたが誰かを殺した』(東野圭吾)

ミステリー好き、フルタイムワーママ、みりーほです。今日も一日お疲れ様です。素敵な一日になりますように!

東野圭吾さんの作品は、色々読みましたし、ガリレオシリーズやマスカレードシリーズを読んだり、映画やドラマも見ましたが、加賀恭一郎シリーズは、なぜか今まで読んでいないし、映画も見ていませんでした。

今回、『あなたが誰かを殺した』が、『このミステリーがすごい2024年版』国内編第3位に選ばれたため

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ピップシリーズファン必読!前日譚『受験生は謎解きに向かない』

ピップシリーズファン必読!前日譚『受験生は謎解きに向かない』

フルタイムワーママ、ミステリファンの、みりーほです。今日もお疲れ様でした。

楽天ポイントを貯めて、『受験生は謎解きに向かない』ホリー•ジャクソンをゲットしました♪

『自由研究には向かない殺人』から始まるピップシリーズ3部作の前日譚です。

3部作の説明から、先にすると、、

3部作は、ざっくり言うと、ピップが住む町リトルキルトンで起きた事件について、高校生のピップが友人らと協力しながら調査する

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歴史の勉強にも!『ヴェルサイユ宮の聖殺人』

歴史の勉強にも!『ヴェルサイユ宮の聖殺人』

ミステリー大好きな、フルタイムワーママ、みりーほです。今日も、愛あふれる一日でありますように。

今日は、先日続編も発売された、『ヴェルサイユ宮の聖殺人』をご紹介します。

私は、小学生から『ベルサイユのばら』ファンでした。漫画を何度も読んでは、悲劇の王女マリー・アントワネットの時代に思いを馳せていました。

アニメの再放送は全て録画し、高校では世界史を選択してしまうほどの大ファンでした。『ベルサ

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2冊同時読みがおすすめ!『ぎんなみ商店街の事件簿』BROTHER編とSISTER編

2冊同時読みがおすすめ!『ぎんなみ商店街の事件簿』BROTHER編とSISTER編

ミステリーファン、フルタイムワーママ、みりーほです。
今日も愛あふれる一日でありますように!

先々週、アデノウィルスに感染し、5日間40度の熱を出した、うちの子ですが、やっと元気になったと思ったら、、今朝からまた発熱中。

夫と交代で、仕事を休んで看病です。

子どもが昼寝しているタイミングに、読書して、気分転換しながら、ピンチを乗り切ります!

さて、今回紹介するミステリーは、井上真偽さんの、

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歴史もミステリーもラブストーリーも、全部楽しめる『異端の聖女に捧げる鎮魂歌』

歴史もミステリーもラブストーリーも、全部楽しめる『異端の聖女に捧げる鎮魂歌』

ミステリー大好き、フルタイムワーママ、みりーほです。今日も一日お疲れ様です。

4月は読書スピードがかなり落ちます。仕事量がぐんと増えて、体力を消耗し、余力ゼロ状態だからです。

そんなわけで、かなり前から読んでいた、『異端の聖女に捧げる鎮魂歌』(宮園ありあ著)ですが、やっと読み終わりました!

異端と迫害という難しいテーマを取り扱いながらも、主人公2人の、まっすぐで公正な立ち居振る舞いにより、爽

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