【ワーママの読書感想文】毎年この時期のお楽しみ!主人公が一歳ずつ歳を重ねる杉原爽香シリーズ『珈琲色のテーブルクロス』
皆さん、こんにちは!今日も素敵な1日になりますように。
ミステリー大好き、フルタイム勤務ワーママ、みりーほです。
今回は、杉原爽香シリーズ第37作目、赤川次郎さんの『珈琲色のテーブルクロス』を紹介します。
ネタバレはありませんので、最後まで安心して読み進めていただいて問題ありません。
このシリーズは、杉原爽香が15歳の時に事件を解決する第一作目、『若草色のポシェット』から始まり、
毎年1冊ずつ、秋に最新作が刊行されます。
私は一作目から全て読んでいます。
今や、爽香は51歳になりました。
娘の珠美が、第一作目、当時の爽香の年齢と同じ15歳の中学3年生になっています。
このシリーズは、長く続いているだけあって、爽香の家族である、夫の明夫や娘の珠美はもちろんのこと、
爽香が、事件に巻き込まれたときに、必ず手を貸してくれる消息屋の松下や、
爽香が1つ指示するだけで10の働きをする、優秀な部下、久保坂あやめ、
ここぞと言う時に、心の支えになってくれる、大女優栗崎英子、
といった、安定のメンバーが揃っています。
毎作、事件を起こす新たな人物が登場しますが、
登場人物が多くても、赤川次郎さんの小説は、会話が多く、使っている言葉が平易でわかりやすいため、
混乱することなく、テンポよく最後まで読むことができます。
今作品も、冒頭で爽香が出会う、汐見という人物や、タイトルにもなっている、珈琲色のテーブルクロスを持っていた井手温子について、しっかりと謎が解き明かされます。
爽香という名前通り、主人公の爽香は、多くの人に希望を与える存在で、
責任感があり、多少無鉄砲なところがありますが、勇敢で実行力があります。
読後には、必ず爽やかな気持ちになります!
第一作目から、変わらぬ魅力で、読者を惹きつけてくれるので、また、来年の最新作が待ち遠しくてたまりません。
また、今年も読み終えてしまったと、寂しさまで感じてしまいます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!