龍神考(33) ー龍神の直行と蛇行ー
「遠の朝廷」の表鬼門の立花山と裏鬼門の飯盛山
日本神話において国土や神々をお生みになった伊邪那岐命と伊邪那美命の二神が鎮まると信仰された「二神山(ふたがみやま)」(今の立花山)には、国生みを始める際にお使いになった「天瓊矛(あまのぬほこ)」も一緒に存在するはずだと仮定した上で、黒田日出男著『龍の棲む日本』(岩波新書、2003年)で紹介されている日本=「独鈷」(インドの武器に由来する仏教の法具)とする国土観を参考に、前回までに以下の点に気付かされました。
1)伊邪那岐命と