生き辛さ、苦しみのもとは「怖れ」と「執着」
【音声で聴きたい方は一番下の「ラジオ配信」からどうぞ】
私たちは、自分を調えて、
内なる自分、全体と一致させていくことで、
目の前の悩みは解決していきます。
逆に、
ハウツー的なこと、
テクニック的なこと
(職を変える、場所を変える、人を変えるなどの外側を変えること)
をして
一時的に状況が緩和したように見えても、
本質的には自分が調っていない、
内なる自分と一致していないので、
姿形を変えて、
同じ問題がまた人生で現れるようになっています。
では、どうやって、
自分を調えて、
自分を良い状態にしておくか、です。
何度も書いていますが、
それには
自分の中にある「怖れ」をみて、
「執着」を手放していくこと。
人間関係でも、
家族関係でも、
仕事でも、お金でも、
パートナーシップでも
なんのジャンルにおいても、
辛くなるのは、
そこに
「執着があるから」
「恐れがあるから」
です。
「執着」と「恐れ」がなけば、
同じ出来事が起きても、
私たちは辛くないのです。
これは、自分自身の身近な例を
思い出してもらえれば納得だと思います。
たとえば、母親が
子どもの将来を心配する、などを観てみても
「子どもにこうあって欲しい」
という執着や、
「子どもがきちんとした人間に育ってくれないと
周りからダメな母親だと思われてしまう」
という心の奥底の「怖れ」があったりします。
私たちを苦しく、生き辛くさせてしまうのは
私たちの中に
どれだけの怖れと執着があるか、
だったりします。
そして、
その「怖れ」と「執着」を手放すために、
自分の人生の中で
あらゆることが起きます。
ということは、
その怖れと執着を手放すことができれば、
目の前で起きているその問題と思っていることは
手放す、という目的が達成されたので、
「そもそもその問題が起きなくなるか」
「たとえ起きたとして辛くを感じない自分になっている」
になります。
楽に全体の流れに沿って生きていくためには
怖れと執着を
早く捨てることですね。
何を怖れているのか、
人に嫌われることが嫌なのか、
失敗したくないのか、
それを失ったらどうなると思っているのか、
正面からきちんと観て、
手をはなしていくことですね。
そうなればなるほど、
私たちは調い、
全体の流れに沿って生きることになるので、
楽に思うように全ての流れの中で
生きることができるようになって
問題が起きなくなっていきます。
こういうことを書いている私も
もちろん、まだまだ、まだまだ
怖れも執着もたくさん抱えています(笑)
でも、
こうして皆さんと共有することで、
皆さんと一緒に思い出すことで、
怖れも執着も少しづつ
確実に手を離れていっています。
私たちはすぐに忘れる生き物ですから、
だから、思い出し続けることが大切。
自分はなぜこんなに苦しいのか、
なぜこんなに辛いのか、
なぜこんなに問題が起きるのか、
それは
「自分が誰であるか」を忘れているから。
そこを思い出す時間、
瞑想の時間、
立ち止まる時間、
大切にしてみてください。
ひとりではついつい忘れてしまう方、
Core塾では、
朝の瞑想会やインド哲学を学んだり、
自分が誰であるか、を思い出し、
思考に気づき、
どうやってニュートラルな自分でい続けるか、など
思い出す時間、思い出し続けることを
大切にしています。
自分をいつもニュートラルな場所に
置いておきたい方など、
ご興味がある方お待ちしております。