「真実を見極めている人」とは「今すでに幸せである」ことに気づいている人のこと
【音声で聴きたい方は一番下の「ラジオ配信」からどうぞ】
Core塾では
バガヴァットギータをよく取り上げますが、
先日も
バガヴァットギータを。
バガヴァットギータは
インドを独立に導いた
ガンジーも愛読していました。
ガンジーは苦しみや困難の
大変な人生を送っていますが、
それでもバガヴァットギータのを読むことで、
心を落ち着かせ、
感情に任せた間違った判断をしなかったそううです。
そんなバガヴァットギータの中で
教えを説くクリシュナ神は
苦しみのない人生、
穏やかで幸せな人生を歩むためには
「真実を見極めている必要がある」
と説いています。
「真実」とはなにか、といえば、
私とは
「自我(思考の自分)」ではなく
「アートマン(本来の自分、内なる自分)である」
ということ。
これが真実。
でも、いつも
自我(思考)が創り出す、
物語の中を生きて、
喜怒哀楽の感情に飲み込まれて、
悲劇のヒロインをしてみたり、
怒り狂ってみたり、
不安に飲み込まれて眠れなくなったり、
などなどをしているのが私たちですが(笑)、
これをしていては、
当然苦しみから抜けることはできません。
そうではなくて、
「真実」
つまりは
「アートマン(本来の自分)」
これこそが、
「私」の正体なんだ、
と気づき続けていることで
苦しみや不安などからは無縁になる、
ということ。
「私はアートマンである」
「私はブラフマンである」
ということは、
私は「永遠」「不滅」「不変」
であるということ。
つまりは
「今、すでに完璧である」
ということ。
ということは、
今すでに、私たちは、完璧で
全て満たされていて、
そもそも幸せだということ。
すでに完璧で、
すでに満たされているのに、
それを自我の声でかき消してしまっているだけ。
自我の
「もっと頑張らなきゃ」とか
「もっと手に入れなきゃ」とか。
そうして自我の声に
いつも私たちは翻弄されるから
「幸せになるために」とそのための方法や
ハウツーを追いたがります。
でも「真実を見極めている人」は
今すでに、幸せである、
ということに気づいているので、
幸せになるための方法論は追わずに、
気づき続ける、ことに意識を向け続けます。
もしも
「幸せになる方法」などの
方法論やハウツーで
苦しみから抜け出して、
幸せになれるのであれば、
今の情報の社会であれば、
すでにみんな苦しみから抜け出して、
幸せなはずです。
でも、今でも、
多くの人が苦しんで、幸せを求めているということは
方法論では
苦しみから抜け出すことはできないし、
幸せにはなれない、ということ。
苦しみから抜けるために
幸せになるためには
なにかしらの条件を揃えなければならない、ではなく、
すでに、
苦しみの中にいないし、
すでに幸せだし、ということに
気づく、
ということ、
これが真実を見極めている人、
真実に気づき続けている人ということに
なるかな、と思います。
そのためにも
やっぱり「立ち止まる時間」
「瞑想の時間」
大切になっていきますね。
Core塾では
このような学びをみんなですすめながら、
安心して
自分のままで生きる、を実践しています。
それでは、素敵な週末を♪