- 運営しているクリエイター
記事一覧
New Album “Light and Shadows” リリース
この度、スペインの KNS Classical から、New Album "Light and Shadows" をリリースすることになりました。
カバージャケットのデザインです。
こちらが公式リリース告知です。
正直なところ、我ながらデジタル・パブリッシングなど「まだまだ」「時期尚早」という思いも強いです。名を重んじるなら、こんな軽挙妄動は慎むべきものなのかもしれません。
もっとも、以前
若書きの魅力 ― ドビュッシーのピアノトリオ
皆さまは、ドビュッシーのピアノトリオをお聴きになったことがありますか。
今では動画検索をしても、それなりに演奏事例がヒットするようになったようですが、それでも「昔から誰もが知っている超有名曲」ではないかもしれません。
事実、先日すこしお話する機会のあった弦楽器奏者の方によれば、「あまり知られていないのではないでしょうか」というコメントでした。そうかと思えば、また別の弦楽器奏者の方からは、「ドビ
あなたの耳 大切にしていますか ― 騒音性難聴リスク対策の重要性
練習時間が増大すると、それに伴って種々の故障リスクも増大します。よく知られたところでは、腱鞘炎等の手指の故障リスクの増大ですが、気を付けなければならないのはそれだけではありません。特に、加齢に伴ってリスクが増大するのが、聴力の問題です。
騒音性難聴という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。「騒音性?私がやっているのは騒音ではなくて音楽だから!失敬な!」と仰りたいその気持ちはよく分かりま
その手指の痛み ― ミス・マッピングが一因かもしれません
数年前から、私は断続的に親指の腱鞘炎と疑われる症状に悩まされてきました。「疑われる」という表現を用いたのは、スポーツや音楽分野における故障の専門医(整形外科)の先生から、「現時点では最も疑われるのは腱鞘炎でおそらく初期症状である」という診断ではあったものの、同時に「スポーツの場合の診断は一瞬で出来るが、音楽家の場合は、実は診断が難しく、何度かやっていくうちに段々問題を突き止めることになるケースも多
もっとみるピアノ演奏時の視覚情報 ― あなたは目をつぶってピアノを弾くタイプですか?
私が、ピアノを弾く方に広く聞いてみたいと思うことの一つに、「あなたは目をつぶってピアノを弾くタイプですか?」という問いがあります。皆さまはいかがですか?
私の場合は ― 多数派であるかどうかは不明ですが ― 「目をつぶって弾いた方が、落ち着くし、音を聴きやすい、むしろ、視覚情報は基本的に邪魔!」と感じるタイプです。少なくとも私は、伴奏・連弾等、見て弾く本番、と決まっている場合を除くと、譜面を見て
【あ~あ 残念なピアノ弾き 楽屋でこんなことやっていませんか?】
久しぶりの「あ~あ 残念なピアノ弾き」シリーズです。
本日のお題は ― 「楽屋でこんなことやっていませんか?」
本番前の楽屋で、思わずこんなことをやってしまう方、結構多いのではないでしょうか。
● 試験前のように楽譜と睨めっこしてしまう
● 失敗したときの言い訳を予め口に出してしまう
・「この頃暗譜できなくて」
・「練習時間がなかなかとれなくて」
・「緊張したらなかなか上手くコントロ