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斉藤ナミ『褒めてくれてもいいんですよ?』のトークショー&感想文

斉藤ナミさんのデビュー作の『褒めてくれてもいいんですよ?』

刊行記念のトークショーに行ってきました。

きっかけは、あるXでのポストと、note記事を見たことがきっかけ。

な、土下座?!

デビュー作の刊行記念で・・・土下座?!

衝撃的ですが、私の中のナミさんの像とはぶれていませんでした。

というのも、noteを書くものとして、もちろんナミさんのことは存じていました。予定が空いているのを速攻で確認し、チケットを取ったのです。だって、面白そうだし、最近行きたいと思ったイベントには予定が被っていけないことが多かったから、これも何かのご縁と思ったのです。

当日の青山ブックセンター。全然13人じゃありませんでした。なんならめっちゃ人いたし、「パン子に夢中🫶」とアイドルみたいなうちわをふっている方々もいらっしゃいました。

やっぱり、盛り上がってる〜!そりゃそうですわ、あんだけバズる方ですもん。私、浮いてない?大丈夫そう?思ったより、みなさん知り合い同士っぽい空気醸してるよ?全然誰も知らんけど、私も連帯してる感出した方がいい?

…急いで本を購入し、いざ19時のスタートを待ちました。

トークショーは、何やら緊張した面持ちのナミさんと、終始リラックスした様子の前田さんの独特なリズムの掛け合いでした。

その後実際の本を読んでも思ったのですが、ナミさんの陽(イベント中は道化と呼ばれていました)の部分と、陰(前田さんがずるいといっていたところ)のジェットコースターがすごい。

あれ、さっきまで道化だったと思ったのに、その奥にはそんなにうじうじ考えるナミさんがいたんですか〜初めまして(緊張)という感じ。白状すると、ナミさんの家庭環境などを知らないタイプの人間だったので、トークショーでは終始、こんにちは〜〜が止まりませんでした。

オフレコのぶっちゃけトークもたっぷりだったので全部はかけませんが、内容を知りたい方はとっても素敵なまとめをされている方がいたので、こちらを見てみてください・・・!

私も文章を書きますが、面白いってめっちゃ難しくないですか。そもそもそんなに面白い人間でもないのに、狙いすぎている感じになるのも違うなあとか変なプライドが生まれたり。面白いってなんだ?となるのが関の山なので、普段はあんまり意識していませんでした。

でも、ナミさんの「面白い」にかける熱意と執念を浴びたら、うわ〜〜!すげ〜〜!!私も面白い文章書きてぇ〜〜〜〜〜!!!となってしまいました。

人を笑わせられる人って、すごいですよね。いろんな人の面白い文章で、まずは勉強しようかな。

そして、前田さんはナミさんの「面白いだけじゃないところ」をずるいな〜って言ったんですよね。それが、読んでみてとってもよくわかりました。おもしろとシリアスの緩急が絶妙で、ナミさんという人に感情移入してしまう構成になっていました。(これも出版時にとことんこだわったところだとか。)

さて、ナミさんといえば、の一つであるこの記事のサムネにもなっているこのイラストの構図。イラストレーターの一条ひかるさんの絵で表紙のオシャレデザインに変身しているんですが、記事を書くにあたり元のデザインを見に行ったら、記憶していたものより必死でまた笑ってしまいました。

帰りの電車で一気読みして、トークショーであれだけ「認められたい、褒めてほしい」と言っていたナミさんだけではなく、なんだか自分も頑張っているんだよなあと思えて、一緒に褒めてあげたくなりました。

人間らしさが詰まっている本です。さらけ出して笑い飛ばして、一緒に元気になりましょう。


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mayu
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