腸内フローラの日は「正月太りの1月2(フ)・6(ロ)-ラの日」/身近な発酵食品を食べて腸内を整え痩せる。
「腸内環境」についてお話します。
腸の中には1つだけでなく、400種類以上100兆個以上の、たくさんの様々な菌が住んでいます。「善玉菌」「悪玉菌」なんて単語をよく聞きます。たくさんの色々な菌が集まっている様子が「花(畑)を連想させる」ので「floral」⇒「腸内フローラ」と呼ばれています。+++++++++++++++++++
個人的には「花畑」は 「flower garden」じゃないの?と思いますが・・。
本題に入ります。
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悪玉菌には、ウェルシュ菌・大腸菌・ブドウ球菌・緑膿菌がよく知られているところです。これら悪玉菌が増えると、腸内はアルカリ性になっていきます。すると、善玉菌は増えにくい状況下となり減っていきます。
便通が減り、便秘になり、臭いもきつくなります。
そんな理由で「悪」とレッテルを貼られている訳ですが、実は、この悪玉菌と呼ばれる者たちもゼロになってしまうと困ります。なぜなら悪玉菌と善玉菌は相互作用によって生きて働いているからです。
大切なことは、バランスです。バランスがとれた腸内環境にしておくことが大事です。そうして初めて、栄養たちも上手く吸収されていきます。
副交感神経を優位にし、免疫力を上げ、腸を元気にする食品の1つに発酵食品があります。味噌や納豆、酢の物、お醤油やお味噌、鰹節、焼酎、泡盛、みりん、ヨーグルト、チーズ等がそれです。
発酵に携わる微生物は、3種類。 細菌・酵母菌・カビ です。
良く知られているところでは、麴菌・青かび・乳酸菌・酢酸菌・納豆菌・ビール酵母・パン酵母などがあります。
身体を壊すものと何が違うのかというと、食中毒になる有毒な種類かどうかです。有毒な種類については、機会があれば後日またお話します。
■玄米からは米糠(こめぬか)がとれます。これを乳酸発酵させたものが「ぬか漬け」。
■白米を洗米・水切り・蒸す・冷ます・種切(種麹)・培養したものが米麹。
■米麹に塩と水を加えて糖化させたものが、塩麹。
■米麹にぬるま湯を加えて、そこに炊いたご飯を混ぜて50~60度くらいで半日ほど置いて糖化・アルコール発酵させたものが、甘酒。日本酒。そこから酢酸発酵させたものが、米酢です。
発酵食品は、栄養もあって、消化も吸収にも優れ、腸内環境を整えてくれる優れものです。細菌や微生物が分解するだけでなく、その過程で栄養価を更に高くしてくれたり、柔らかく食べやすくしてくれたり、加えて旨味まで高めてくれたりします。
食べものが口から入って身体に吸収されるまで、消化器にて行われるはずのものが、発酵食品では既にある程度終わっている状態で口に入れることができる訳です。そのため、身体にかかる負担は小さくなります。
日本食はこれらのことからも解るように、発酵食品を非常に多く摂ることができる健康食です。1日1食は日本食を食べ、細胞を元気な状態に保つようにしましょう。それが免疫力を高め、代謝も良くしてくれます。
ダイエットはもちろん、健康に、『良いお通じ』は欠かせないものです。良いお通じによって、体調もお肌の具合も大きく変わってきます。食物繊維や発酵食品との関係は外せないところです。発酵食品には沢山の微生物が存在していて、それらが酵素を沢山出してくれています。