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その仕事「仕組み化」できませんか? ~個人から組織へ、進化する仕事の進め方~
仕事ができる人は、仕事を「仕組み化」している。
中小企業ではあまりなじみのない「仕組み化」
大企業でも、出来ている部分と、出来ていない部分がありますが、
利益を稼ぎ出している事業や組織は、当然のように「仕組み化」されています。
つまり、ビジネスを成功させるには「仕組み化」が必須ということ
新商品や新サービスに例えて言えば
プロトタイプや実験段階が、属人的な業務
そこから、ルール化、業務設計、役割分担、組織化、などを経て、
業務を「仕組み化」し、儲かるビジネスを完成させます。
今日は、仕事の「仕組み化」について、考えてみたいと思います。
「仕組み化」がない世界
仕組みがないと、仕事は属人的になります。
その人がいないと、何も仕事が進まないイメージ
個人個人が、自分のやり方で、頑張っている
ヨコの連携がないと、困ったときに仕事が止まってしまうこともある
会社全体として、とても効率が悪く、スピードも品質も向上しない
これでは、厳しい経営環境の中で、生き残っていくのは厳しいでしょう
「仕組み化」ができた世界
個人ごとの仕事でも、仕組み化は可能です。
仕組み化できた状態とは、だいたい、以下の要素から出来ています、、、
標準化(仕事の流れやチェック基準の標準化、マニュアル化)
改善(仕事の効率・生産性や品質の計測、見える化、改善)
スキルアップ(個人の能力アップ、スキルの体系化、部下育成)
連携(組織の中で自分の役割を明確化、協力・連携体制づくり)
自分の職場の状況を当てはめて考えてみると、
出来ている部分と、出来ていない部分が見えてくると思います。
組織的な「仕組み化」へのチャレンジ!
仕組み化は、個人が頑張るだけではなく、
組織で取り組んでこそ、大きな効果が出るもの
社長や組織の責任者が「仕組み化」の意味や効果を理解し、
組織全体で取り組めるように、指示することが重要です。
属人的な個人技に頼る仕事の進め方から、
組織として「仕組み化」できた状態へ、進化させていきませんか?
ステップ1:業務の標準化、マニュアル化
うちの仕事は特殊だから、、、
という話をよく聞きますが、外部から見れば、どこも同じような仕事をしているわけです。
複雑に見えるのは、細部の個別の決まり事
仕事のやり方というよりは、扱っている情報やモノのパラメーター(変数)が多いだけ
大量の情報は個人が抱えるのではなく、ITや組織など、外部で管理するのが基本です
そうやって整理すると、大枠の流れは標準化可能なわけです。
業務の流れは手順と基準に分解できます。
手順(業務プロセス、標準パターンと例外パターン)
どの順番で、何をやるか
標準的な流れと、例外パターンを、分けて管理する
基準(チェック基準、チェックリスト、目標設定)
何を、どのレベルまで仕上げたら、その仕事が完了するのか?(目標、完了条件)
どのレベルだったらやり直しになるのか(チェック基準、チェックリスト)
ここまで分解しないと、他の人に教えるのが難しく、
うちの仕事は特殊だから、、、 と個人が仕事を抱えてしまう、
いわゆる属人的な仕事になってしまいます。
属人化は短期的には効率が良かったりするので、やっかいなのですが、
長期的に見れば、成長スピードが遅く、発展しません。
その人がいなくなったら、仕事が回らなくなる、業務崩壊のリスクが高いわけです。
ステップ2:業務の改善、効率化
業務を改善するためには、まず現状に問題意識がないと、始まりません
そしてまず、現状を正しく捉えることから(現状の見える化)
仕事の効率・生産性や品質を測り、見える化します。
過去の実績や、進捗状況の見える化
(処理量を計測して、記録を蓄積、グラフ化など)
現状が見えたら、次はより高い目標設定に取り組みます
やればできるレベルの目標(日々の目標設定にはちょうどいい)
ちょっと背伸びしないとできない目標(組織で取り組む目標)
現状の延長線上ではとても無理な、とんでもない目標(社長が突然、言うw)
今現在、出来ていないことを出来るようにするには、
仮説を立てて、トライ!
結果を振り返り、修正、改善
という流れを繰り返すことになります。
これを面倒なことと捉えるか、
進化・成長の過程と捉え、ワクワクしながらやるか
やっていることは同じでも、捉え方によって成長スピードは大きく違います。
担当者が納得できるように、対話を通して、
全員参加型で目標設定したいですね
改善したい! やってみる! というムードになっていれば、OKですw
ステップ3:人材育成、能力開発
現状より高い目標を達成するためには、個人ごとのスキルアップも必要です
経験しながら学ぶことが多いですが、目的や目標を明確化することで、
スキルアップのスピードや効率を飛躍的にアップさせることができます
人材育成の目標やロードマップ、評価制度を体系的に見える化することで、
個々の目標設定の指針にも活用できます
ステップ4:組織化
個々の能力を活かすには、組織化が必須
平たく言えば、信頼関係と協力体制
信じて任せる(役割分担、責任と権限)
困ったら助けてもらう(連携、協力)
どちらも重要な要素です。
1人ではできないことも、
組織で協力して取り組めば、大きなハードルをクリアできる!
そういう成功体験が、さらに組織を進化させます
今日は、仕組み化の全体像についてまとめてみました。
実際は、そんなにスルッとうまくいくわけではないけど、
どこでつまづいているかがわかれば、次の必要なアクションも見えてくる
そんなときの参考になれば、嬉しいです。
この記事を書いたのは、
収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
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