#5 『 世界一周の船旅で負った 深い傷 』 2 やま|耳読書家 de kindle作家 2023年11月10日 05:02 世界一周の船旅で負った 深い傷皆さん、ピースボートという NGO が主催する『 世界一周の船旅 』は、ご存知ですか?飲食店さんの店内などに貼られていれているポスター等でご存知の方も、いるかもしれないですね。1983 年( 昭和 58 年 )に、当時 早稲田大学の学生であった 辻元清美 ( 政治家 )さん達、数名で作られた団体です。「 韓国の慰安婦問題など、実際は何があったのか 」を現地の人に直接聴いてみよう、とアジアを中心に船を出したのが始まりとされています。そのため参加費もリーズナブルなのと、若者の参加者が多い船旅でした。フリーターの方や、元社会人の方が辞めて 乗船されるケースが、当時は多かったです。大学 3 年生の時、前期の半年間を休学して、僕は世界一周の船旅に参加しました。ビートルズに始まり、洋楽から世界の民族音楽まで、幅広く聴いていたため、音楽を通じて、世界を知ることに興味がありました。また大学が、アジアの留学生の交流に力を入れていました。国内で 1 番、アジアの留学生が割合が多い大学でした。僕は、韓国の民族音楽である『 サムルノリ 』という打楽器の演奏をするサークルに所属していました。韓国人留学生の人が主催者で、練習後は留学生の住むアパートで、韓国料理を食べさせてもらったことがありました。夏休みには、留学生の実家を訪問し、日本人仲間数名と、1ヶ月ほど滞在させて頂いた経験もしました。音楽を通して、世界を見てみたいと思ったのと、ピースボートのポスターに載っている、日本人のように、世界の人と交流出来る自分になりたいと憧れたのが、きっかけです。『 何かを変えたい 』と強く 思っていました。意気込んではみたものの、僕はこの世界一周の船旅で、深い傷を負います。「 消えてしまいたい 」と思いながら 3ヶ月の船旅を終えて下船をしました。この旅で、自律神経不調が悪化してしまい、船旅中、船内で「 引きこもり 」を経験してしまったのです。人見知りの傾向が強かったので、船旅での人間関係に消耗していました。また、船旅前に、ピースボートの日本営業所でアルバイトをしていました。ピースボートのポスターを飛び込み営業で、飲食店さんなどに貼らせて頂くというアルバイトです。ピースボート営業所には、様々な人がいました。世界一周の経験者がたくさんいました。アクティブな人がたくさんいて、営業所も活気に満ちていました。環境に慣れるのに時間が掛かる僕は、そこでの生活に、心身共に無理をしていたんだと思います。慣れない環境に、生活リズムを崩してしまいました。せっかくの 3 カ国の世界一周の船旅の期間、半分の期間、僕は体調を崩し、自分の部屋に引きこもってしまったのです。船旅前半の、香港、ベトナム、シンガポール、スリランカ、ケニア、エリトリア、エジプト、イスラエル、ギリシャの国を、寄港地で船から降りることなく、過ごしました 笑自律神経不調だと、自分を全くコントロールできない現実をまったく楽しめないそう痛感しました。世界一周の経験は、今になれば良い思い出です。Kindle 出版を始めて、世界に住む日本人作家さんと本を通じて交流出来るのも、当時の経験のお陰です。世界一周経験者の Kindle 作家さんと繋がれているのも、当時の経験のお陰です。世界一周を終え、船旅最終日、船は東京・晴海埠頭 に着きました。僕は自分の部屋のベッドの下から、ギターを取り出しました。船旅中、ハードケースに入れたまま、一度も使わなかったギターです。僕は何をやっていたんだろう ……・船内で披露したいと思って持ってきたギター・練習をして、弾き語りのレパートリーを 増やしてきたのに ……お今の僕だったら、ギターをせっかく持参したのに、一度も使わなかったのは、良い笑い話に出来ますが、当時の僕は、相当深刻でした。「 ギター持って来たのに弾かなかったんだ 」「 何のためにわざわざ持ってきたの?」と自分を責めていました。人にギターを持っているのを見られるが嫌で、30 分近く、部屋から出られなかったのを覚えています。自分で自分がコントロール出来ないその状況が、当時の僕には、1番辛かったです。けど、あの頃の体験があるから、うつで苦しい人は、自分で自分をコントロール出来ないことにひどくストレスを感じていることがわかるし、自然体でいられない苦しさも分かります。自律神経の不調がどれだけ心身にダメージを与えるか、とても貴重な経験が出来ました。と、この歳になって、やっと振り返れるようになりました。こうして執筆を経験出来ているお陰です。執筆と読書を通して、辛い経験もいつかはネタになることがわかって来ました。他の作家さんの辛い体験談から、勇気をもらう経験があったからです。辛い経験も、誰かの役に立つ日が来るそう考えられるようになりました。次回からは、社会人編です。仕事が出来ない、パワハラを受けるうつや自律神経不調で悩んできたらこそ体験できた【 僕の闇の部分 】を書いていきたいと思います …… 。#4【 コラム 】ZONE とは真逆の人生を送ってきた僕https://stand.fm/episodes/654c861e2f2cb28b2ed8a8f6 #うつ #うつ病 #自律神経 #自律神経失調症 #船旅 #船 #旅行 #旅遊 #旅行 #本 #kindle #kindle出版 #旅行 #本 #旅 #うつ病 #うつ #kindle #Kindle電子書籍 #Kindle出版 #自律神経 #自律神経失調症 #船 #船旅 #旅遊 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート