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mou_ciel
2018年8月3日 18:33
普通であれば、僕は保障される。普通さえなくなれば、私はもっと自由になれる。普通が僕を癒してきた。だから僕は普通に安堵する。普通が私を苦しめてきた。だから私は普通に挑戦する。普通への挑戦者があわられた。彼女は普通に苦しめられたと嘆いた。普通であることで幸福な人と出会った。彼は普通に救われてきたと告白した。僕は普通を更新したくなかった。僕を癒してくれた普通を手放したくなかった。
2018年7月15日 18:32
人は忘れる生き物だ。あったことをなかったことにして、なかったことをあったことにして。素敵に飾る生き物である。あれは素敵な恋だったのか。そもそも恋だったのか。知り合っていたのかいないのか。夢か現かわからぬままに今日も歩いているのだろう。
2018年7月9日 03:52
みなさん、夏が、きます。夏!!夏だ!!カモン!夏が来るぞおおおお!!夏ってこんな感じの季節です。夏は「くるぞ」って感じです。秋はどんな感じでしょうね、秋は、「きたね」って感じじゃないかなぁとか思っています。冬は「くるね」って感じなんじゃないでしょうか。しっとりと、そして穏やかに。冬は、終わりのための身支度といったイメージがなんとも抜けません。春も「くるね」って感じがします。
2018年7月6日 00:08
彼は夢見がちな人だった。宇宙飛行士に憧れていて、彼と話すといつもその話ばかりだった。「俺はさ、この地平線の彼方までずーっと飛んでいきたいんだ」そうやって彼が言った時、「どこででもいいから君のそばにいたい」そう口から出かかって「そっか」と言い直した。
2018年7月5日 22:09
空が白んできた。山の上だからだろうか、少し肌寒い。あと少し…あと少し…と懸命に登ってきた。どこまで続くかも、なぜここにいるのかすら知らされぬ山道を。ここにたどり着くまでどれほどの時が経ったのだろう。とても長かったような気もするし、あっという間だったような気もする。あー帰りたい。そう本音がこぼれた時、地平線の向こう側から全身を暖かさが包んでいた。とても、暖かかった。昧爽の
2018年7月4日 23:02
私は私だけのトキを歩んでいる。一度きりの人生の中で、多様なトキを何度も何度も生きている。それは目を閉じるたびに訪れ、目を開けるたびに去っていく。ここは本当の世界なのか?と問いながら。
2018年7月2日 23:57
私は今生きている。地に足をつけ、天を仰ぎながら、大きく息を吸いこんだ。星降る夜に、目を見開いて。私は今生きている。
2018年2月14日 11:50
昨日、小林秀雄『学生の対話』を読んでいて、和歌が出てきた。敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花という歌が出てきて、「ああ、なるほど」とストンと落ちた感覚がある。この「ああ、なるほど」という感覚はどうにも表現しがたいのだけど、このようにしかどうにも言いあわらせないのである。今までも百人一首の解説を読んだり、一通り古文の授業も受けてきたわけだから、詩を感じる機会がなかったわけではないが、