詩作に興味はなかったのだけど
昨日、小林秀雄『学生の対話』を読んでいて、和歌が出てきた。
敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花
という歌が出てきて、「ああ、なるほど」とストンと落ちた感覚がある。この「ああ、なるほど」という感覚はどうにも表現しがたいのだけど、このようにしかどうにも言いあわらせないのである。
今までも百人一首の解説を読んだり、一通り古文の授業も受けてきたわけだから、詩を感じる機会がなかったわけではないが、「色が見える」とか「情景を感じるでしょう」などと言われても、さっぱり何を言っているのかわからなかった。
しかし今確かに、詩を感じる感性が(小林秀雄先生の言葉を借りれば「想像力」が)身についたのである。
何とも嬉しい、何とも嬉しいことだ。
今日は何を読もうかな。
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