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夏、せんぷうき

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記事一覧

わたしの日記 「レモンを青春に漬ける午後」

はちみつレモンみたいな甘酸っぱさを夢に見て、しずかに終わった恋がある。 むかしむかし、わ…

もりみ
5年前
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あの子の日記 「麦の夜」

首元で感じる蒸し暑さで去年の夏を思い出す。同じ居酒屋、同じメンバー、机の上には飲みかけの…

もりみ
5年前
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あの子の日記 「危ない月をさかさまに」

日本のどこかの、誰かの1日を切り取った短篇日記集 ほどけた赤い糸が小指に絡まったまま、わ…

もりみ
6年前
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あの子の日記 「きえない」

日本のどこかの、誰かの1日を切り取った短篇日記集 僕はいつだって言葉の変化に気づかない。…

もりみ
6年前
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あの子の日記 「インスタントカップル」

日本のどこかの、誰かの1日を切り取った短篇日記集 夏まっただなかの図書館は天国のように冷…

もりみ
6年前
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あの子の日記 「ぬかるみの中で 」

日本のどこかの、誰かの1日を切り取った短篇日記集 太陽がまぶしい。空が青い。月が光って、…

もりみ
6年前
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あの子の日記 「無糖の甘み」

日本のどこかの、誰かの1日を切り取った短篇日記集 いい香りの茶色い大地がふくふくと膨れあがる。じいっと見てみると、膨らんだコーヒー豆だった。 不思議だなぁ、今日の夢には香りがある。 そんなことを考えながら目を覚ますと、花びらが開いたようにふわりと広がるコーヒーの香りに包まれた。 早起きの彼とおはようを交わして温かいカップをひとつ受け取る。毎朝こうしてソファに並んで座るのは、同じ方向を見ていたいから。 心地よい沈黙のなか、少しだけミルクを入れる私を見て彼がくすっと笑う

あの子の日記 「織姫様は別のひと」

日本のどこかの、誰かの1日を切り取った短篇日記集 商店街の屋根から聞こえる雨音が星屑みた…

もりみ
6年前
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あの子の日記 「雨粒を数えて」

日本のどこかの、誰かの1日を切り取った短篇日記集 「姉ちゃん、おれさ、よく分かんないんだ…

もりみ
6年前
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あの子の日記 「透明スプーン」

日本のどこかの、誰かの1日を切り取った短篇日記集 朝の電車は太陽を目いっぱい浴びて、線路…

もりみ
6年前
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あの子の日記 「きみと夏の毛布」

日本のどこかの、誰かの1日を切り取った短篇日記集 後ろを振り返ると、手を繋いだ二人が金色…

もりみ
6年前
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あの子の日記 「濡れる磁石」

日本のどこかの、誰かの1日を切り取った短篇日記集 ぽつりと聞こえる止んだはずの雨の音。背…

もりみ
6年前
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あの子の日記 「こぼれおちた苺ソフト」

日本のどこかの、誰かの1日を切り取った短篇日記集 曖昧な言葉で繋がったこの関係は今日でお…

もりみ
6年前
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