今のあなたが思ってるより世間はずっと、ずっと広い。
『歳月がくれるもの -まいにち、ごきげんさん-』
田辺聖子:著 文藝春秋:出版社 ※文春文庫
お名前は度々聞いていたのですが、読んだことのなかった田辺聖子さんの作品です。図書館の新刊コーナーでたまたま見掛けて手に取りました。こちらはエッセイです。なんの前情報もなしに読んだのですが、田辺さんの柔らかな関西弁にキュンとします。エッセイの内容も多岐にわたり、女の人の可愛げとはなんなのか、独身で生きることと結婚することなど、生きるを楽しむヒントがたくさん詰まっているエッセイだなぁと読んでいて楽しい気持ちになりました。
今回は図書館で借りましたが、手元に持っていて、ふとした時に本を開いて一章だけ読むのも元気が出そうでいい読み方だなぁと思いました。
このエッセイは世界文化社の月刊誌『MISS』で2012年1月号より16回連載したものを加筆修正を加えて全25章にまとめたものだそうです。今から約10年前に書かれたエッセイですが、現代でもその瑞々しさは変わらず、私たちの心に響くものがあると感じています。
○今日の好きな言葉
-これが自分の幸せだ、幸せを自分で決める力をそれぞれがきっと持ってる。-
本文より
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?