水谷もりひと@日本講演新聞 魂の編集長

30年以上社説を書き続け、現在も心揺るがす社説を配信中。 著書に『日本一心揺るがす新聞…

水谷もりひと@日本講演新聞 魂の編集長

30年以上社説を書き続け、現在も心揺るがす社説を配信中。 著書に『日本一心揺るがす新聞の社説』シリーズ、『仕事に“磨き”をかける教科書』『あなたに贈る21の言葉』など多数。 社説は中学3年生の道徳の教科書(東京書籍)や大学入試(小論文)にも採用されている。

最近の記事

舩井幸雄記念館/講演会

9月20日、静岡県熱海市にある舩井幸雄記念館に行ってきました。 ところで「舩井幸雄」ってご存知ですか? ビジネス関係の人で40代以上あれば知らない人はいないと思います。 1970年代から80年代、90年 舩井先生は怪物でした。経営コンサルタントとして大活躍していました。 といっても我々のような零細企業とは無縁で、 我々はもっぱら講演を聴く、ご書著を読んで舩井ワールドに浸っていました ふとしたご縁で、舩井先生の娘さんの旦那である佐野浩一さんと出会い、 これがきっかけで、今回、

    • 文章読本③

      「目で読む言葉」と 「耳で聞く言葉」がある。 例えば、次の文章を黙読してみる。 「この文章が面白いのは、  作者が園児たちの日常の様子を細かく書いているからだと思います。  特に、乳児の様子がよく書かれていると思います」 読めば文章の意味は十分伝わってくる。 だけど、この文章のおかしさに気付けない。 ところが、声に出して読んだり、この文章を耳で聞いたりすると、 この短い文章の中に「思います」という言葉が 二つもあることに違和感を覚える。   それから、冒頭の「この文章

      • 文章読本②~書き続けるしかない

        「人前で話すのが苦手なもので……」と 人前で話す時に前置きして話し始める人がいる。 気持ちは分かる。 要は話下手なのだ。 それがバレてもいいように、 最初に告白しておこうという狙いである。 「人前で話すのが苦手なもので……」と 言い訳をする人たちには共通項がある。 ①人前で話すことに上手くなろうという意識がない。 ②なので練習しない。 スポーツでもお稽古事でも、 練習しないで上手くなれる人はない。 人前で話す機会は誰にでもあるのだから、 練習すればいいと思う。 文章も同

        • 文章読本①

          いろんな文豪が文章について書いている。 文章を書いて生計を立てている人は世の中にたくさんいるが、 皆さんの周りにはいるだろうか? 作家や新聞記者、フリーライター等々、その人口は少なくないが、 意外と知り合いでいるかというと、そうでもない。 自分が書いた文章を有料で人に読んでもらうなんて、 そう簡単ではない。 どうやったらいい文章が書けるか。 そのコツは何かと問われれると、 僕はもう昔からこう答えている。 「いい文章と出会うこと」 「いい文章と出会ったら、それを書き留め、

          習慣というおそろべき武器③

          今、それなりに成功している人は 何かの「習慣」を手に入れた人たちであることは 間違いないでしょう。 なかなかウダツが上がらない人は、 人生のツボとなる重要なことを習慣化できなかった そう言えるでしょう。 その一つが「笑顔」 もう今すぐ、このブログを読むのをやめて、 一人、最高の笑顔をつくってみてください。 それが実践です。 そして、常に「笑顔」を意識する。 でも、意識しているうちはダメですね。 意識、意識、意識、意識・・・・・ そのうち、無意識に笑顔になっている、これです

          習慣というおそるべき武器②

          僕は「習慣」という概念が好きです。 これができたら、どんなことでも力を抜いて、 無理なく、それが当たり前になるからです。 『すぐやる習慣、はじめました』の著者、水江卓也さんは 「とにかく許容範囲を広げて自分ルールを優しくしましょう」と 言ってます。 例えば、早起き。若い頃は6時起床が精一杯でしたが、 倫理法人会に入会して、毎週1回、朝6時からの朝の勉強会に 行く習慣ができたら、早起きが苦痛ではなくなりました。 そのうち早起きするほうが気持ちがいいので、 今は朝4時起きが毎

          「習慣」というおそるべき武器①

          今日から9回にわたって、「習慣」をテーマに書きます。 なぜ9回かというと、3日坊主を3回すれば 大成功というわけです。 ネタ本は水江卓也さんの『すぐやる習慣、はじめました』(すばる舎)です 幸せの定義って知ってますか? 古今東西、どんな「これが幸せだ」と言い切れるもの。 時代が変わっても、人種も性別も関係ない。 みんなが「これが幸せ」で、「これが不幸」と言えるもの。 それは…… 「願ったことが叶うこと」、これが幸せ。 「避けたいことが起きること」、これが不幸。 さて、願

          「習慣」というおそるべき武器①

          手から手へ

          モノを売る時が絶好のチャンス 先月、銀行の定期預金を解約した。 定期預金は自由に引き出しができない分、 高金利であることが利点だった。 そこには銀行の感謝の気持ちがった。 しかし、それは昔の話で、今は超低金利の時代。 定期預金の有り難味がなくなった。 そして、急速に進む消費者の銀行離れ。 長年、権威を振りかざしてきた銀行が今その立ち位置が危う。 東京ディズニーランド(TDL)を運営している㈱オリエンタルランド。 元常務取締役の北村和久は、大学卒業と同時に大手銀行に入行し、

          SNSの成功って何?

          誰でも情報発信できる時代になりました。 昭和の時代は情報発信といえば、大手マスコミの専売特許でした。 講演会といえば、大学の先生や有名人が講師でした。 しかしいまや、SNSを使って誰でも情報発信し、 しかもその人にしっかりファンが何千人、何万人と付く時代です。 そして講演会も個人が自分の好きな人を講師に呼んでやっています。 30代の頃、一緒に活動していた友人がいました。 一番気の合った仲間でしたが、 僕が全国各地で講演をしたり、本を出版するようになってから 彼はすーっと引

          香取貴信さん来訪

          宮崎県都城市の講演で宮崎入りされた香取貴信さんが 5月24日、日本講演新聞の編集部がある宮崎市の宮崎中央新聞社に 来られ、90分、全スタッフに熱く語っていただきました。 そして一人ひとりが質問や感想をアウトプットした後、 こんなメッセージを語ってくれました。 ************************* 僕は、この宮崎中央新聞さん、日本講演新聞さんが 日本にあったことが後々、世界中の人たちが喜ぶことになる、 僕はそう信じています。 世の中には大きなマスメディアは

          「命日占い」やってみました。

          5月13日号の日本講演新聞の社説に「命日占い」のことを書いてみました。 きっかけは山本時嗣(ときおみ)さんとの出会いです。 彼の著書『死を力に。』の中に、「命日占い」のことがあったのです。 一般的な星占いは生年月日を聞き、その日の星の動きで、 その人がどんな使命を持って生まれてきたのか、 どんな資質を持っているのか、読み解いていきます。 占星術師・かげした真由子が生み出した「命日占い」は、 相談者の生年月日と、相談者の大切な人の命日の、 それぞれの日の星の動きで二人の運命

          「命日占い」やってみました。

          水に流せる日本人だから

          喧嘩って、大人になってしたことありますか? 親子喧嘩とか夫婦喧嘩は普通にするかもしれません。 そうではなく、社会人としての喧嘩です。 僕は温厚な性格で、夫婦間でも親子間でもほとんど喧嘩はしません。 怒らないし、何かイラっとすることがあっても 自分が我慢すれば喧嘩にならないと思っています。 そんな僕が最近喧嘩をしました。 今思うと大人げなかったけれど、お互い感情的になってしまいました。 問題は仲直りしなければならないということです。 喧嘩してもいいのです。仲直りすればいい

          物は生きている。

          「生きている」ということを 東洋哲学的に解釈すると、「役割がある」「働きがある」ということです。 人が生きているということは 「役割がある」「働きがある」ということです。 物に「役割がある」ということは「生きている」ということです。 爪楊枝1本にしても、 歯に挟まった食べ物のカスを取るという「役割」があり、 その「働き」をすることで、その爪楊枝が「生きている」ということです。 そして役割が終わったら、きちんと感謝してサヨナラをするわけですね 東洋ではあらゆるものに生命が

          それは1992年のことだった。

          33歳で「宮崎中央新聞」に入社した。 外山建設という土建会社の社長が、ライフワークで始めた週刊新聞だった。 それが30年ほと続いていた。 僕が入社した時の社長は外山清子さんで、他界した創業者の夫人だった。 従業員は2面をつくる60代の男性が一人、 活字を打ってくれる写植職人が一人だった。 僕は1面を取材、編集する担当になった。 そう、1面の2面だけのブランケット版の新聞なのだ。 毎日県庁の広報課に行って、イベントや行事の情報をもらい、取材に行く。 経理は外山建設本社にある

          眼で見える世界と見えない世界

          世の中は「眼で見える世界」と「眼では見えない世界」があり、これがセットになって成り立っています。 これが分からないと生きづらさを感じ、生きていくことに行き詰り、絶望してしまうものです。 このことは何も、今流行のスピリチュアルなことではありません。 太古の昔、もう2000年以上も昔からこの日本では普通にあった価値観です。 私たちの祖父母も、祖父母も、高祖父母も普通に暮らしの中で知っていたことです。 分からなくなったのはほんのここ80年くらいのもの。 戦後の教育の影響を受けた

          眼で見える世界と見えない世界

          足跡に残すのは感謝だけ

          旅をしていると、嫌な経験もします。 それは仕方ないです。 すべてが初めての旅なのですから。 何の話かと言うと「人生の旅」です。 20歳になったら、その人は「20歳」という経験を初めてします。 50年も生きていると人生のベテランの領域に入るのかもしれませんが、 50歳になった人は「50歳」を初めて経験するのです。 100歳の人は100歳を初めて経験します。 だから失敗も喧嘩もゴタゴタも嫌なこともやってしまうんです。 大事なことはただ一つ。 その足跡に恨みを残さないこと。 恨