水に流せる日本人だから
喧嘩って、大人になってしたことありますか?
親子喧嘩とか夫婦喧嘩は普通にするかもしれません。
そうではなく、社会人としての喧嘩です。
僕は温厚な性格で、夫婦間でも親子間でもほとんど喧嘩はしません。
怒らないし、何かイラっとすることがあっても
自分が我慢すれば喧嘩にならないと思っています。
そんな僕が最近喧嘩をしました。
今思うと大人げなかったけれど、お互い感情的になってしまいました。
問題は仲直りしなければならないということです。
喧嘩してもいいのです。仲直りすればいいのです。
感情的に高ぶったり、恨みつらみが溜まりに溜まっていると
「絶対無理!」と思うかもしれませんが、
日本人ならできます。
急に「日本人」という大きな言語を持ってきましたが、
日本人って、大概のことは水に流せるのです。
「水に流す」という根源的な問題解決法を持っているのは
おそらく世界の中でも日本人だけかもしれません。
それは「和を以って貴しと成し」という聖徳太子の和の精神が
この民族に脈々と流れているからです。
「やられた」「悔しい」「許せない」、でも、留飲を下げ、水に流す。
簡単ではありませんが、日本人は長い歴史の中で
その精神で前を向き、前進してきました。
韓国人や中国人は未だに恨みつらみを国政に反映しています。
イスラエルとアラブ、パレスチナは3,000年を超える戦いをしています。
水に流せないのです。
日本人は原爆を二つも落とされ、大量虐殺されたのに、
アメリカへの恨みつらみを超えて、友好親善に向かいました。
日本人は水に流せるんです。
この稀に見る特質を生かして、喧嘩をやめて仲直りします。