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#エッセイ
夕焼けとおじいちゃん
おじいちゃんの容態が良くないという連絡を受けた僕は、
病院に駆けつけるために、母親から入金された仕送りの全財産をATMで
下ろして、朝一番の飛行機に乗るつもりだった。
「亡くなったよ。午前3時。だからあんたはゆっくり帰って来なさい」
明け方、母親が淡々と僕に言う。
「飛行機じゃなくていいから。新幹線にしなさい」
それで始発の電車に乗って、山陰地方を目指す。
僕が住む街からは、一度、東京駅に出て、
7/19、朝のプレイリスト
ふと目に止まったハッシュタグに連れられて、
たまにはプレイリストでも作ってみよう!と思った出勤前。
まずは8曲の日本語詩で選んでみる。
まずはTHA BLUE HERBから。
10数年前に初めて聴いた時からずっと、何かにつけ、
自分を鼓舞したい時には聴いている。
ブルーハーツの「未来は僕らの手の中」へのオマージュで、トリビュートアルバムに収録されるために作られたけれど、事情があって、そのアル
そうやって音楽を選んでいる時がいちばん楽しそうに見える
もう3年も前になるのか、記録を手繰れば、facebookの記事に、この季節の記事が残ってる。ストロベリームーンという、なんだかきらめいていた夜。
僕はちょっとどうかと思うくらいには、ひととうまく喋れないひどい状態で、その時にもだけど、いつものバーでiPhoneを繋いでYOUTUBEから、音楽をかけていた。無我夢中で午前0時からお店が終わる朝5時まで。
それがDJと呼ばれるものだろうが、はたまた
音の中だけが自分の居場所
久しぶりに(それはもう本当に久しぶりで、約20年振りになるだろうか)、
通勤中にヘッドフォンをしている。
ちょっとだけ、外の世界のノイズを遮断したい。
それで辿り着いた、YouTubeでのAndrew Weatherall live @
303 Liverpool Bithday という4時間半の動画を、携帯をポケットに入れて、
音を少しだけ大きくしたり、小さくしたり、左手で調整しながら、
先週、
何を知り、何も知らなかったことを知る。
3月11日、午前、晴天。
もう14,5年は経つのだろうか?。
友達のバンドについて、宮城と岩手に何度か行った。
当時のあだ名は「島根」だった。
処方された薬とお酒のチャンポンで記憶が定かではないけれど。
最初に行ったのは志津川の港の丘のカフェだった気がする。
「DJ機材を用意しておきますね」というメールのもと、たくさんのCDを持って行った。現地について、機材を「これ使ってください」とい