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7/19、朝のプレイリスト

ふと目に止まったハッシュタグに連れられて、
たまにはプレイリストでも作ってみよう!と思った出勤前。

まずは8曲の日本語詩で選んでみる。

1 THA BLUE HERB  「未来は俺等の手の中」
2 BAD ATTACK  「想像」
3 カリフラワーズ 「さよならは言わない」
4 YUKI  「さよならバイスタンダー」
5 麓健一 「たたえよたたえよ」
6 髭 「もっとすげーすげー」
7 ZORN  「Letter」
8 鶴岡武雄 「チェリーポッター」

まずはTHA BLUE HERBから。

10数年前に初めて聴いた時からずっと、何かにつけ、
自分を鼓舞したい時には聴いている。
ブルーハーツの「未来は僕らの手の中」へのオマージュで、トリビュートアルバムに収録されるために作られたけれど、事情があって、そのアルバムには入らなかった…と当時の雑誌記事を読んだ記憶がある(事実は知らない)。
TBHは僕の日々のサウンドトラックにはなるけれど、BGMにはならない。かけていたらついつい、手を止めて聴いてしまう。
TBHから10曲、僕のプレイリストは近いうちに作れたら!。

BAD ATTACKは、もう付き合いがだいぶ長くなってしまった。初台や新宿、高円寺…小さなパンクスの集まるライブハウスで、こぼれた酒で床がベトベトになり、煙草の匂いと相まると、ボーカルのノムさんが、
ライブ中、フロアに降りてきて、マイクスタンドをたてて、もみくちゃになりながら歌う光景を思い出す。
彼らのやっている underground in the sun!ってイベントに呼ばれてから、パンクDJとしてちょっとずつ、DJのキャリアが始まった。そして「想像」は、最初に彼らが音源に彼らの素晴らしさを落とし込めた、そんな曲だと勝手に思っている。

この夜の向こう側ではまだ なにも始まっちゃいないし
信じるってのはきっと くだらないことじゃないだろう
のぞむってことは そいつに向かって手を伸ばすこと

僕にとっては、「手を伸ばす」その一言が、とても大切な言葉に響く。BAD ATTACKはメンバーを変えながらいまでもライブを精力的にやっているし、3枚のアルバム、どれもが好きだ。

カリフラワーズは、僕はリアルタイムでは知らない。
中心人物のナカムラさんが、次に組んだモアリズムにはしばらく DJとして帯同していた。ブルースやソウル、ファンクはほとんどを彼らから学んだ。

俺の作る歌は誰にでも作れる歌さ
だけど誰も俺みたいには歌えないのさ
俺の作る歌は誰にでも作れるさ
だけど誰もお前みたいには歌えないだろう

一度、ナカムラさんとお茶をして、聞いた事がある。
「さよならは言わない」は、カリフラワーズのラストシングルなんだけど、あの曲には俺のプライドが詰まっている、と。

絶妙だな、とナカムラさんの歌詞を勝手に解釈して思うのは、
俺の作る歌は誰にでも作れる歌さ、といいながら、
つまりマウンティングめいたことからは距離を置きつつ、
だけど誰も俺みたいには歌えないのさ、と健全な自己に対するプライドを持ったうえで、
だけど誰もお前みたいには歌えないだろう、と聴くもの(少なくとも僕を)勇気付けるところ。
誰かと比してのプライドではなく、そのような差異化のゲームに乗らずに、健全な肯定としてのプライドを持っているナカムラさんってやっぱりすごいな、といま聴き直して思う。

これは以前書いた記事より引用。

YUKIは、親友が好きで、僕はあまり聴いていなかった。
ただ、「さよならバイスタンダー」を最初に聴いた時から特別な曲になった。

さよならバイスタンダー 今まで歩いてきた
つたない文字の無邪気な足取りが 間違いだらけだとしても
夜は明けた 大きな声で叫ぶよ
慎ましさとか 孤独とか 空しさを
もっと知って愛されていくよ
こわくて こわくて こわくて投げ出しそうでも
僕は僕に誓うよ
さよならバイスタンダー 僕らは歩いて行く
この道行きの最後が 天国か そこらじゃあないとしても
ただの君と笑って立っていたいよ
誇らしさとか 願いとか 希望を
もっと ずっと 持ち合わせとくよ
守るよ 守るよ 僕の全てを捧げ
目の前の君に 誓うよ
 

それから数年、久しぶりのシングル「鳴り響く限り」。

誓いから、今度は命の祝福になる、この新曲もやっぱりいまの僕には、特別に響く。

麓健一の「たたえよたたえよ」。

最初に麓健一に出会ったのは、親友と僕ともう一人でやっていたイベントだった。その日のことは朝までのことをよく覚えてる。それからずっと麓健一は僕にとって特別だった。いまでも。2枚のアルバムはずっと聴いている。聴くたびに神聖な気持ちになる。
そこからも10数年が経つ。
僕自身もたくさんのことがあった。
親友然り。
麓さんはどうなんだろう?。
ただ、今年、麓さんの新しい曲が聴けそうだと、
ネットで目にした。
そして、またイベントが再び動き出す。
僕も然り。
楽しみで仕方ない。

髭は、「すげーすげー」ってアルバムを教えられて、聴いてから、ずっと好きだ。
特に「もっとすげーすげー」。

退屈なパーティーなら イカれてるアンプで
君がどんなにちっちゃくても見つけてみせよう

最初のギターの音から痺れる。テンションが上がる。それからはずっとこのアルバムに夢中になり、どんどん髭に夢中になっている。
久しぶりにロックバンドに夢中になる!。
そんなきっかけの一曲になった。

ZORNはラップ好きな友達から教わった。
「Letter」「my life」「my love」、凄く好きな曲のうちの、「Letter」を。

歌詞は引用しない。結婚して、血は繋がっていない娘さんたちに贈る歌。
泣きそうになる。

やばい!出勤時間が来る!。
鶴岡武雄は友達で、だからたぶん彼はここに書かれると嫌だろうけれど、この「チェリーポッター」の入ったDVD-Rを不意に貰う。CD-Rですらなかった。
セカンドアルバムになるんだろうけれど、プレスされることもなく、YouTubeにある日、全曲が上がっていた。
「犬とおばさん」と言うファーストも好きだけれど、
このセカンドはやっぱりずっと聴いている。
イベントにも何度も出てもらった。

遊園地よりもお父さんの抱っこ
レストランよりもお母さんのご飯

彼の人生には触れない。ただ、たった一言が、沁みる。突き刺さる。
いつか、僕がイベントを再開するなら、まず声をかけようと思う。

とりあえず今朝のプレイリスト8曲!。
お読み頂いたのなら幸せです。
ありがとうございました!。

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