
読書 思い出すこと

ジュンパ・ラヒリ 著
中嶋 浩郎 訳
新潮クレスト・ブックス
新潮社
ローマに引っ越し、住み始めた家具付きアパートで、ネリーナという女性がイタリア語で書いた詩の草稿を見つけた著者。
その詩の草稿を、著者の友人であるマッジョ博士という人物に託し、博士が整理して生まれたのが『思い出すこと』という作品。
という設定ですが、実は、ネリーナもマッジョ博士も架空の人物、という仕掛けになっております。
創作と自伝のあわいに生まれた詩集と紹介されている一冊。
著者である、ジュンパ・ラヒリの出生国はイギリス。
育った国はアメリカ。
40歳を過ぎて夫と二人の子供と移住した都市はローマ。
両親はコルカタ出身のベンガル人。
珍しく、図書館のソファ席で読みました。
いつも常連さんが鈴なりに座っているので、空席のある日がほとんどない図書館です。
この日は珍しく空いていました。
今日もご覧頂きましてありがとうございます。
みなさま今週もどうぞお元気でお過ごし下さい。