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ナチスの愛したフェルメール(2016年)【この読書紹介の価値は、実はこの程度なんです】

ギャラリーフェイクに
世紀の贋作作家、ファンメーヘレンの話が出てきた回がありました。

ファンメーヘレンとは誰ぞ?
それはかつてナチスのとあるデブ元帥が、
ヨーロッパ中の絵画を趣味で掠奪していた時代。

その中に混ざりこんでいた贋作の作者です。
表向きはフェルメールの作品となっていましたが。
実は、メーヘレン作の贋作。

戦後、ナチスを騙した男として有名になります。
その贋作作家の人生を描いた映画。

贋作づくりはもちろん仕事です。
生きる糧を稼ぐためです。
ただストレートにアーチストとして認められない怒りが、なかったとは言えません。

他人の絵に似せて作るだけの技量はある。
でも評価されない。
ちきしょう!
ならば、いっそ世間をあっと言わせるものを描いてやろうじゃないか。
そして俺の実力を世間に思い知らせてやる!

という感じでプラス色んな意味での劣等感を交えて、演出がされていました。事実を元にした物語といったところか。

結論として、メーヘレンはオリジナルの画家としては認められず、
フェルメールの贋作を描ける男として有名になりました。
それ以外は、評価されませんでした。

ただ当初は、自国の美術品をナチスに売り渡した男として、
裁判に掛けられたりしたようです。
「ちがうんです!あれは俺が作った贋作なんです!」
ということを認めさせるのに一悶着あったとか。

そういう経緯を描いた映画なんですね。

それでも名を知られるようになっただけ、
無名のアーチストたちから見れば、妬ましい存在なのかもしれない。
とは思いました。

たまには画家が出てくる映画を観ようと思ったら、
まさかの贋作作家の映画が気になってしまったというね。
だってドラマ性あるんだよな。

↑ この映画は予告編がちょっと見つかりませんでした。
そこで教養講座の方でリンクを貼ってみました。

追記:緊急で作業したため、今日講座の方に続編があったのを記載できませんでした。新しく追加します。


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