精神保健福祉士のうつ病日記。第6話【挑戦】
第6話【挑戦】
2015/2/26(木)午後 0:26
前回23日の投稿後、結果的に24.25と通常通り出勤し、任された業務プラス裁量権が与えられた業務を無事成し遂げ、今日の休日を迎えた。シフト制万歳である。
出勤した2日間は、病気の症状により出来ないことは、同僚に自分の病気のことを話し、委託して終わらせ、逆に自分にしか出来ない業務(裁量権を任された業務)に多くの時間を割くことができた。
そもそも、ということになるが、このような働き方というものが社会的に許されないことが、極論、精神障がい者及びその他の障がいを持つ方々の社会復帰を阻んでいると私は考える。
通常、健常者の世界では、任された仕事に取り組む前に『絶対に出来ない』と発言することは常識として許されていないと思う。(業務を任せる側が個人の能力を著しく見誤っている場合を除く)
例えば健常者と認識されているソーシャルワーカーが『人見知りです』と言い、『面談や対人援助はちょっと自分には厳しいです』、などと言った場合、おそらく少なくともそれらの場面が必要とされるソーシャルワーカーの職務内容だった場合、最悪自主退職に追い込まれるだろう。
だが、自分を含め特に精神障がいを持つ方々の世界では、取り組む前に『病的に(障害的に)~が絶対に出来ない』というものが事実上出てきてしまう。
それによって、健常者多数によって構成されている日本の『社会』に、私達のような障がいを持った人間が参加していくことは困難を極める。
実際に、何ヶ月かは、私自身人の力を借りながら仕事を続けてきたが、日本『社会』、そして現在籍を置かせていただいている組織において、上司に報告もせずにその状態を続けることに限界を感じた。
そこで、自分の病状や、それが業務にどのように支障をきたすのかを文書にし、昨日上司に提出した。
その結果主任が面談してくださり、人事に話を通してくださることになった。今は、その結果を待っている状況である。次の投稿でその文書の内容を掲載する。
私は、この自分の社会復帰の段階の一進一退が、ひとつの事例研究だと考えることにした。
私は、人生を通して、精神障がいを持っていても日本『社会』から排除されずに生きていけるということを証明したい。
何回寝たきりになろうともあきらめない。精神保健福祉士、社会福祉士として挑戦していく。
それが、前回記載した、仕事に通う決心へとつながる思考プロセスである。
次回、第7話【賭け】
続く・・・