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大河ドラマ「光る君へ」第33話~『源氏物語』に見る「物語」を書くという事について

こんばんは、もちまるです。

「光る君へ」では、いよいよ『源氏物語』の執筆が始まっている訳ですが、
今回は「物語」を書くという事について考えようと思います。

ドラマを見る限り、『源氏物語』は、一条天皇の為に制作されたという風に見て取れます。

自発的要素も、もしかしたらあったかもしれませんが、
どちらかというと政治に利用されている部分もある気がしました。
(とはいえ、『源氏物語』の内容自体はあまり政治的な固さはありませんが)

『源氏物語』の執筆契機について面白い記事を見つけました。

全文は、こちらからお読みくださいね。

以下、記事の引用です。

紫式部が『源氏物語』を書き始めたタイミングは、入内(じゅだい)した彰子のもとへ一条天皇のお渡りがない時期と重なります。当時は、出版をして書店に並べたり図書館に置いたりすることはできませんので、読む人が決まっていなければ、これほどの長編小説を書くことはできなかったと思います。紫式部が著した『源氏物語』は読者が想定されて書かれており、その人物とは物語好きな一条天皇であったでしょう。

https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pne3  よりWvxoxK/

道長としては、一条天皇が『源氏物語』の続きを読むために彰子の御在所を頻繁に訪れ、その結果として皇子の懐妊が近づくことを期待していたでしょうから、紫式部には彰子の女房となってそばで仕えてもらい、彰子のもとで物語の続きを執筆することを望んだのだと思います。

上記に同じ

このような背景があるとは知らず、記事を読んでびっくりしました。

紫式部もこのような背景を理解した上で、『源氏物語』を執筆していたのでしょうか。

余談ですが、私は小学生から中学生にかけて物語や小説を書くのが大好きな子供でした。

勿論、子供に執筆の背景や意図はありません。

「書きたいから書く」
ただそれだけです。

ですが、高校受験を機にぱったりと小説が書けなくなりました。

書こうとしても筆が進まない。
この表現はダメだとか、色んな雑念でいっぱいで何も書けない。

仕事の為とか誰の為とか、そういうものがないのに
書けなくなるのに、紫式部はすごいなぁと思ったわけですね。

政治に利用されているというプレッシャーがあったかもしれないにも関わらず、『源氏物語』という大作を書き上げる、やはり才能と度胸があった方だったのかもしれないと思いました。

この表現はつまらないかしら、とか
この展開は良くないかなとか
色々考えていたらあの物語は書けないような気がするのです。

『源氏物語』はライトというよりも、何かを考えさせられるような
いわばどちらかというと重めの作品です。

一条天皇が「あの書きぶりは、朕を難じていると思い、腹が立った」
と言っている場面がありましたが、
『源氏物語』にはどこか当時の様々なものへの批判のようなものが感じられる部分もありました。

ある種の大胆さがあったからこそ、
『源氏物語』は現代になっても魅力的な部分があるのかもしれません。

自分がかつて物語を書いていたので、
そんな事を思い出しながら『源氏物語』について色々と考えた事を
書いてみました。

これからも「光る君へ」を見ながら様々な角度から『源氏物語』について
考えてみたいなと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました😊


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