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労務の現場で起こっていること

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日頃の業務を通して「働く現場で起こっていること」を感じたままに書き綴っています。完全に私見です。
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男性の育児休業について思うこと

男性の育児休業について思うこと

男性の育児休業取得が増えてきている。
女性の育児休業が当たり前になるのにかかった時間を考えると浸透するスピードは驚くほど速いと感じる。

実質上、男性の育児休業の必要性は2人目出産時以降であると思う。出産前後、一人目の子供の世話や家事を夫に頼ることができれば、産後の体を休めることもできるし、精神的にも安心していられる。まさに「男性の産前産後休暇」の理想的な利用の仕方と思う。

一方で、「とらなけれ

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国民年金納付延長?

国民年金納付延長?

政府は国民年金(基礎年金)の保険料納付期間を現行の20歳以上60歳未満の40年間から延長し、65歳までの45年間とする検討に入ったとの報道が…。

受給水準の維持が目的らしいが、本当に実現可能なのだろうかと思ってしまう。

現在、高齢確保措置が義務化され、65歳までは何らかの形での雇用が義務化されている。何らかの形というのは、定年廃止や定年延長だけでなく継続雇用制度も含まれる。
厚生労働省・令和3

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最低賃金引上げで思うこと

最低賃金引上げで思うこと

10月より最低賃金が改定されている。全国平均28円UPは過去最高の引き上げである。

明日公示の選挙でも最低賃金を引き上げることを公約に入れている党が目立つ。賃金が安く物価も安い日本は世界的に見て「安い国」となっている。 人口減少が避けられない今、国力を弱体化させないためには賃金や物価の上昇は不可欠である。最低賃金を上げるということ自体は賛成であるが、それに伴い懸念していることがある。

「扶養」

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女性蔑視発言に思うこと

女性蔑視発言に思うこと

女性は会議で時間がかかるという発言がなぜ問題視されるのか?

女性蔑視的な人たちは一定数必ずいる。なぜなら、自分たちが今の地位名誉?を獲得するまでの過程で、今のように一人前以上に働く女性がいなかったから。つまり、彼らの周りには男性ばかりで形成され、女性は家庭で一歩下がってという認識、あるいは愛玩するものといった位置づけでしかないから。

そのような認識の人が集まりの会議は根回し報告会となっていると

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森さんの発言についての一考

森さんの発言についての一考

女性蔑視発言は完全にNGである。

この時代錯誤な発言と、政府や協会関係者等の対応について感じたことは、「時間が止まっていることに気づかない」という恐ろしさである。

確かに、ご自身が今まで築かれてきた道は一般人の私たちには計り知れない生き方をされてきたのだろうと思う。まさに時代を築いてきた人たちである。

実績は自信でもある。だから人の意見を聞かないという側面も必ずある。だからこそ、「自分の意見

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副業を少し斜めに考えてみる

副業を少し斜めに考えてみる

副業推進の動きは以前からあったが、コロナによりより鮮明に目に見える形となってきた。今後もこの動きは加速するだろう。

ところで、副業とは何をさすのだろうか?単純に2か所以上で働くことと考えている人が多い。厚生労働省も労働時間管理の問題や労災上の取り扱いについては指針を出しているが、今、社会が求めている副業の本質はどうも違う気がしている。

人口減少、AI、コロナ後の産業構造の変化を考えると、従来の

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社員を個人事業主への懸念

社員を個人事業主への懸念

電通は一部の正社員を業務委託契約に切り替え、「個人事業主」として働いてもらう制度を始める。2020/11/12付日本経済新聞 朝刊

思わずギョッとしてしまった。電通の中でどのような枠組みでやるか知らないが、有名な企業が行うことで、仕組みが良く分かっていない会社が「わが社も」と追随してしまうようなことにならなければいいと感じている。

社員を個人事業主としてということは理論的には可能である。会社の

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コロナ解雇、その先に挑めるか?

コロナ解雇、その先に挑めるか?

いよいよコロナの影響もより深刻になり、解雇等の問題も膨れ上がってくる。感覚的にリーマンショック時よりひどいと感じている。

今回は、単に仕事が無くなったではなく、仕事の在り方そのものに変化が起こっている。つまり社会構造も変わってきているということ。

会社はあっても仕事のやり方ができなくて解雇され、次の職場がないのは、仕事がないからではなく、やれる仕事がないというシビアさが付きまとう。

リーマン

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これから起こる恐ろしいふるい分け

これから起こる恐ろしいふるい分け

コロナの影響によりテレワークは、もはや「そんなの!」という人もいないくらい認知された働き方。デスクワークが主流の職場では自粛要請期間には多くの人がテレワークを経験していると思う。

テレワーク期間中、オフィスにいた時と同様に仕事ができた人もいればまったくやることのなかった人もいる。

ここで経営者は気が付く。「あれ、結構少人数で回るじゃん!」

さてさて、社員の雇用の在り方を人事戦略として根底から

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雇用調整助成金、どうなる?

雇用調整助成金、どうなる?

雇用調整助成金、コロナ特例もいよいよ大詰め。まだまだ困っている会社はたくさんある。特例期間の延長、1日の保証額や、給付率を変えるなど噂は多々あるが、抜けている議論がある。

本来、雇用調整助成金は1年間限り、再申請にはクーリング期間を設ける必要がある。コロナ特例では支給日数について従来の100日+コロナ期間に使った分は上乗せと言っているが、これだけ9月を12月まで延長したことで1年間で給付日数を3

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週休3日の罠

週休3日の罠

テレワークが進み、働き方改革の名のもと、週休3日という働き方も是とする風潮がある。ここで考えるのは、1日8時間労働のまま週休3日となるのか、週40時間のまま週休3日となるのか、である。

週40時間のまま週休3日(4日労働)とすると、1か月の変形労働時間制度を導入し、1日の労働時間を10時間に延ばせば週40時間となる(10時間×4日労働)。この場合、総労働時間は週休2日時と変わらないわけだから給与

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多様化する働き方ってどんな働き方?

多様化する働き方ってどんな働き方?

「多様化する働き方に対応する」というワードをいろんなところで聞くが何となく話が漠然としてしまうのが多いのはなぜだろうか?多様化が進むのはわかっているが具体的に進まないのはなぜだろうか?

おそらく多様化という言葉でひとくくりにしてしまっていることに原因の一つがあると思っている。

一般的に、会社員、自営業、パート(アルバイト)色々あるが、会社員、パート(アルバイト)は会社や自営業者に雇用されている

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雇用調整助成金と解雇

雇用調整助成金と解雇

コロナを理由に雇止めは不当、雇用調整助成金で回避できたはず、という訴え(京都市)が起こっている。今回の件については詳細はわからないので言及はしないが、確かに企業側からすると、先行き不透明のところ、パート社員で契約満了の時期が到来していればひとまず雇止め、という判断はあり得る気がする。

雇止めに拘わらずコロナによる解雇は雇用調整助成金の特例が終わる12月以降、大幅に増加すると言われている。現在、雇

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「動画」と「動く写真」

「動画」と「動く写真」

仕事上、動画を送ってもらうことは多々ある。とくに労災等で事故が起こったシチュエーションはわかりやすく、文書にするのにとても助かっている。

一方で、私はあえて動画のことを「動く写真」と言うこともある。どういう使い分けか?

いわゆる「動画」で送ってもらうことは一緒だが、思いが画面から伝わってくるのが「動く写真」。内心の問題なのだが、愛着を持って取った動画は画面から感情があふれている。無機質に取った

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