「動画」と「動く写真」
仕事上、動画を送ってもらうことは多々ある。とくに労災等で事故が起こったシチュエーションはわかりやすく、文書にするのにとても助かっている。
一方で、私はあえて動画のことを「動く写真」と言うこともある。どういう使い分けか?
いわゆる「動画」で送ってもらうことは一緒だが、思いが画面から伝わってくるのが「動く写真」。内心の問題なのだが、愛着を持って取った動画は画面から感情があふれている。無機質に取ったものは何も感じない。「動画」という形式は同じだが不思議である。
「動画」「動く写真」の微妙な違いは、労働の現場でも感じることがある。特に相談事案は、形式的に行うと、結果は「単に相談にのった事実」しか残らない(動画)。なぜ相談をするのか、どんな解決が本当に良いのか?手続上正しくても、答えが正しいとは限らない。労務担当者は心の機微(動く写真)を感じられることが不可欠であると感じている。
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