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コロナ解雇、その先に挑めるか?

いよいよコロナの影響もより深刻になり、解雇等の問題も膨れ上がってくる。感覚的にリーマンショック時よりひどいと感じている。

今回は、単に仕事が無くなったではなく、仕事の在り方そのものに変化が起こっている。つまり社会構造も変わってきているということ。

会社はあっても仕事のやり方ができなくて解雇され、次の職場がないのは、仕事がないからではなく、やれる仕事がないというシビアさが付きまとう。

リーマンショック後、「私は妻を一回も働かせたことがない」と自慢げに話していた中高齢の人(解雇者)に出会った。次の仕事がすぐ見つかる、しかも同条件で、という余裕からだろう。

うーん、わざわざ言わないが、当該本人のことはわからないが、一般論として、どんな不況でも会社は主軸人物を解雇することはないだろうし、仮に、それなりの人なら、他社から話があるはず…。渡りに船的な再就職は難しいのでは?

となると、一家の収入は大幅減。子供がお金がかかる時期であれば、妻が働きに出ないと破綻の道をたどる。でも、結婚して数十年、妻もいい年。一度も働いたことのない中高齢にどんな仕事があるだろうか?

仮に、ずっと二人で働いてれば、どちらかにアクシデント(解雇等だけでなく病気等)があっても何とか破綻は免れるだろう。他人事ながら非常に危機感を感じて印象に残っているセリフである。

今回のコロナ原因の解雇等はデジタル化についていけない元気な中高齢者が苦境に立つと思う。よもや今の時代、「妻を働かせていない」を自慢する人も少ないと思うが、仮に「妻を働かせていない⁼養うのが当然」という感覚であればもはや再就職の壁は、山の絶壁に挑むようなものだと感じている。

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