【映画レビュー】『映画大好きポンポさん』:創作活動の本質と矛盾について考えた
ポンポさんは、著名映画プロデューサーであった祖父のすべてを引き継いだ、凄腕映画プロデューサーである。というと、バリバリのビジネスマンやキャリアウーマンの姿を思い浮かべそうだが、ポンポさんは幼女のような風貌の若い女性である。そのギャップが、すごく違和感を感じさせる。だがその特異なキャラクターが、興味をひくところでもある。
ただ、この作品でメインとなっているは、ポンポさんのプロデューサーぶりではなく、彼女が見込んだ若い男性が、初監督作品を作ることである。
そのなかで、「映画