【水鳥の歌と生活】2024年12月1日日曜〜12月7日土曜
十二月一日日曜
七時に起床。radikoで「オードリーのオールナイトニッポン」を聴きながら朝の支度をする。
一週間の日記をnoteに投稿する。
仕事のBGMは高野寛『Modern Vintage Future』にする。
夜は温泉に入りツルヤで買い物をして家で晩酌をする。鶏も入れた鴨鍋を食べて、七笑を三合飲む。
独りでいる楽しみもひとの蔑みも思い過ごしも酒と飲み込む
金槌は二人で持てず舞い上がる火花はいつも俺だけが見る
白湯を飲む喜びを知り喜びのためになおさら酒を飲み接ぐ
例えばねえジョンライドンは怒りこそすれ悲観などしなかったねえ
去年より腰を気遣うタイヤ換え
二十四時に就寝。
十二月二日月曜
七時に起床。Podcastで「髭男爵山田ルイ53世のルネッサンスラジオ」を聴きながら朝の支度をする。
午前中はコインランドリーへ。待ち時間にミスタードーナツに入る。エンゼルクリームとブレンドコーヒーを注文して伊藤比呂美訳『日本霊異記・発心集』を読む。ミスタードーナツを出て外を歩く。河原に最近見なかった鷺がいた。白鷺だ。こちらの様子を伺っているなと思いながら見ていると、スッと腰を落として糞をした。鳥は体を重くしないように糞を体に溜めずにすぐ出すようにしているため、飼育していてもトイレの躾はできないと聞いたことがあるが、腰を落としてするくらいだから意識して糞をするということもできるのだろう。歩いていると少し汗ばむほどの陽気で気持ちがいい。
白鷺だ腰を落として糞をする
全く仕事の無い一日。もともとこの日は横浜旅行の予定で休日にしていたのだ。つまり明日も仕事が無いかもしれない。ゆっくりとやりたいことをやろう。
夜はツルヤで買い物をして家で晩酌をする。豆乳スープ、肉じゃが、前日の鍋の残り汁で炊いた高野豆腐を食べて、七笑を二合飲む。
飲み終えて一息つきながら、ふと岩波文庫の『左千夫歌集』を手に取る。伊藤左千夫の短歌といえば太宰治が心中をした時に伊馬春部にと残した色紙に書かれていた「池水は濁りににごり藤なみの影もうつらず雨ふりしきる」が有名で、私もこの短歌によって左千夫を知った。雨がふりしきる急流の玉川上水に飛び込みしばらく遺体が見つからなかった自分の姿を見通してでもいたかのような選歌だ。こんなできごとと結びつかなければ、もっと静かな落ち着いた印象の歌として読めただろう。いや、この歌を知ることもなかったかもしれない。
雨に濁る池水も見たい藤も見たい広縁で酒を飲みながら見たい
Public Image Ltd.の『Metal Box』『Flowers of Romance』を聴いて、二十四時に就寝。
十二月三日火曜
七時に起床。radikoで「伊集院光 深夜の馬鹿力」を聴きながら朝の支度をする。
午前中はミスタードーナツへ。ハニーチュロスとブレンドコーヒーを注文して、日記と、ミスタードーナツが私の書斎であるという随筆を書く。この随筆は職場で加筆してそのまま「私の書斎」という題でnoteに投稿する。
仕事のBGMは高野寛『Modern Vintage Future』にする。
夕方に少し外を歩く。
夕食は職場で素麺にカレーをかけて食べる。二本茹でたら思いのほか多くて腹が膨れる。
久しぶりに酒を飲まずに二十四時に就寝。
十二月四日水曜
七時に起床。radikoで「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら朝の支度をする。
仕事のBGMは高野寛『Modern Vintage Future』にする。
檀一雄全集収録の小説「少年」の感想をnoteに投稿する。
夜は市街に酒を飲みに行く。一軒目は居酒屋へ。焼き鳥(もも、ねぎま、かわ、鶏もつ、つくね)、焼きとん(たん、かしら、白もつ)、チヂミ、冷奴を食べて白ホッピーをジョッキで四杯飲む。いつも一セットだけのホッピーセットを二セット飲み、そのため追加で注文したチヂミが思いのほか大きかったので腹が膨れる。飲みながら坪内祐三編『新版 禁酒宣言 上林暁・酒場小説集』を読む。
二軒目はビアバーへ。クラフトビールを数種飲みながら歓談する。
綾鷹の黒豆ほうじ茶を飲みながら終電車で帰宅。二十四時過ぎに就寝。
十二月五日木曜
八時に起床。radikoで「山里亮太の不毛な議論」を聴きながら朝の支度をする。
年末に会う以前の会社の先輩への土産に良い味噌を買おうと、車で岡谷市に向かう。そろそろ雪が降り路面が凍結するので、峠を越えるような遠出は今のうちにしておかなければ。昼食は途中のセブンイレブンでチーズバーガーを買って食べる。
目当ての山万加島屋商店の前にはちょうどトラックが停まっていて駐車できそうになかったので、近くの市営駐車場に停める。五時間までは無料だという。今度ここに車を止めてもっとゆっくり岡谷市街を歩くのも良さそうだ。
山万加島商店で目当ての発芽玄米味噌と、自分のおやつに発芽玄米味噌を使った手焼きねぎ味噌せんべいと揚げ味噌せんべいをそれぞれ一枚ずつ購入する。早速車に戻って煎餅を食べてみる。いずれも美味しかったが特に揚げ味噌せんべいの甘味と旨味が濃くて驚いた。この煎餅だけでもまた買いに来たいくらいだ。
せっかく諏訪湖の近くまで来たので、峠の釜めしのおぎのやに寄って釜めしを買って帰ることにする。諏訪店にはそこでしか買えない限定版「湖畔の釜めし」があるのだ。もちろん湖畔の釜めしを購入する。
帰りに温泉に寄る。ここは私が購入したQRチケットアプリ版の温泉定期券で入れるはずなのだが、前回は従業員がそれを知らずに門前払いをされてしまった。その後市の健康推進課に電話して使用できることは確認してある。しかし今回も全く話が伝わっていないようだった。市の担当者にも確認してあるということを説明すると渋々通してくれたが、やはり納得いかないのですぐにまた健康推進課に電話をする。何度これを繰り返さなければならないのだろうか。釈然としないまま入浴をする。帰りの車の中ではradikoで「空気階段の踊り場」を聴く。
少し早めに晩酌を始める。湖畔の釜めしを食べて七笑を二合飲む。湖畔の釜めしの内容は、特製味付けご飯、信州産牛の時雨煮、揚げびたし(長芋、アスパラガス、霜降り平茸)、牛蒡煮、栗の甘露煮、うずらの卵水煮、杏子の甘煮、生姜の酢漬け、香の物で、信州産牛の時雨煮と揚げびたしが通常とは異なる部分だろう。ご飯にも味がついているので、少しずつつまみながら酒を飲むのに最適だ。釜めしを食べ終わっても勢いがついてしまい、油揚げを焼いたものと大根おろしで七笑をもう一合飲む。
飲みながらAmazon Prime Videoで「ドキュメンタル シーズン5」を見る。ハリウッドザコシショウの凄さを改めて知る。
食後に宮沢賢治童話村に行った時に買ってきたハーブティーを入れて飲む。
二十四時に就寝。
十二月六日金曜
七時に起床。radikoで「おぎやはぎのメガネびいき」を聴きながら朝の支度をする。
市の健康推進課から電話がかかってくる。QRアプリの温泉定期券については前回連絡したあとに周知したはずだったが、施設内での連携が上手くいっていなかったかもしれない、再度周知するとのこと。どこまで本当なのかわからないが、とにかく早くまともに使える状態になってほしい。
仕事のBGMは高野寛『確かな光』にする。新作が良かった高野寛のアルバムを遡って聴いていくことにする。このアルバムではDonovanの「Sunshine Superman」をカバーしていて嬉しくなった。
仕事の合間に年賀状の準備をする。またAmazon Black Fridayがこの日までなのでなんとなく買おうと思っていたものや必要なものを検索していくつか注文する。
仕事を終えて、温泉に入り綿半で買い物をして帰る。車内ではPodcastで「トムブラウンのニッポン放送圧縮計画」を聴く。
家で晩酌をする。小籠包、烏賊の磯辺揚げを食べて七笑を一合飲む。
食後あまりに寒いので布団の中で本を読もうとしたところ、ほとんど読まずに寝ていたらしく、二十四時頃に改めて就寝。
十二月七日土曜
七時に起床。radikoで「バナナマンのバナナムーンGold」を聴きながら朝の支度をする。
雪催い発作のように飯を食う
仕事のBGMは高野寛『確かな光』にする。
仕事を終えて温泉に入りツルヤで買い物をして帰る。車中ではPodcastで「アンガールズのジャンピン」を聴く。
家で晩酌をする。ビンチョウマグロ刺身、冷奴、コロッケ、イカフライ、キムチを食べて七笑を二合飲む。
芸術は技術じゃないと信じてた人は技術で対話するのに
雪が降る前から音の無い居室
二十四時に就寝。