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【水鳥の歌と生活】2025年1月5日日曜〜1月11日土曜
一月五日日曜
七時に起床。
一週間の日記をnoteに投稿する。
諧謔も警句もつまり刃だと言われてそっと鞘に収める
最近には珍しく忙しく仕事をしていて外を歩くことができなかった。そんな時にでもせめて腹筋ローラーを十回。
晩酌。ニラと豚肉の鍋、冷奴を食べて、七笑を二合飲む。最近飲みたいだけ飲んでいたので、この日ははじめから二合に収めるつもりで飲む。
年始め酒を二合で我慢する
二十四時に就寝。
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一月六日月曜
七時に起床。
仕事はあまりないものの、外は雨が降っているのでゆっくり本を読むことにする。ドリップバッグのコーヒーを淹れて、新潮社版の檀一雄全集を読む。「最後の狐狸」「後生安楽」読了。
ストーブに灯油の下る音を聞く
以前noteに投稿した記事「檀一雄『埋葬者』に登場するオフイ婆アについて」に追記をする。「最後の狐狸」で紹介されているエピソードにオフイのモデルであろう人物が登場するのだ。
「最後の狐狸」「後生安楽」の感想を書く。
晩酌。焼き鳥、卯の花、冷奴を食べて、七笑を二合飲む。
寝る前に、YouTubeでアニメ「The Amazing Digital Circus」を見る。昨年よく聴いた「Jester(Pomni’s Song) feat.Lizzie Freeman」という曲がこのアニメをモチーフにしたものだということを知って見ることにしたのだが、サイケデリックで意地悪で狂騒的で、でもなんだかんだで可愛らしくて見ていて楽しい。今回見たのはパイロット版らしいので、通常版も見てみたい。
二十四時過ぎに就寝。
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一月七日火曜
七時に起床。
仕事で終日出張。
晩酌。ナガラ食品のホルモン鍋とねぎだれで食べる旨辛たまごを食べて、オリオンビール350ml缶を一本と七笑を二合飲む。
労働は飲酒を誘発する意味で体に悪い習慣だよな
感傷に呑まれる前に聞いてくれ快楽はもっと単純なんだ
二十四時に就寝。
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一月八日水曜
七時に起床。
仕事の合間に、檀一雄全集収録の小説「最後の狐狸」の感想をnoteに投稿する。また檀一雄全集の目次をまとめた記事に、国立国会図書館デジタルコレクションで読めるものはそのリンクを貼る。
夜は仕事のお客さんに誘われて新年会へ。お客さんの友人という人も来て三人で飲むが、私以外の二人で盛り上がっていることが多くあまり楽しい時間ではなかった。話題も車とゴルフの話が中心で、いずれも私には縁が無いものだ。一般的には私が偏っているのだろうから仕方がない。次回からは参加しなくて良いと思うがどのように断ろうか。焼肉屋と中華料理屋で、ビールや焼酎水割り、酎ハイ、紹興酒など飲む。
セブンイレブンで買ったホットコーヒーを飲みながら帰宅。
二十四時過ぎに就寝。
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一月九日木曜
八時に起床。
正午くらいにコメダ珈琲店へ。たっぷりサイズのブレンドコーヒーと味噌カツサンドを注文して、新潮社版の檀一雄全集を読む。
コメダ珈琲店のカツサンドを初めて食べたが、パンがふかふかでカツがサクサクでとても美味しい。味噌カツは食べていて甘さが辛くなってくることが多いが、この味噌カツは甘さもちょうどいい。店員が持ってきた時には一人では大き過ぎるかと思ったが、苦も無く食べ終える。
「佐久の夕映え」「埋葬者」「白雲悠々」を読み終える。随分長居してしまったので追加でジェリコを注文する。久しぶりに生クリームを食べた気がする。檀一雄風の表現をするならば舌に媚びるような甘さだ。美味しい。
温泉に入り、買い物をして夕方から家で晩酌をする。豚肉のしゃぶしゃぶを食べて、七笑を二合飲む。飲み終えて、追加でコーヒーにキンミヤ焼酎を入れたものをカップ一杯飲む。
YouTubeでThe Amazing Digital Circusの第二話を見る。ポムニの優しさにグッとくるものの、やはりこの世界は残酷だ。この世界にいて優しさを失わないラガタは凄い。
二十四時に就寝。
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一月十日金曜
七時に起床。
ネットで注文していた本が届く。町田康『俺の文章修行』『記憶の盆をどり』、いしいしんじ『書こうとしない「かく」教室』『よばひ』『マリアさま』の五冊。すぐに読めるかどうかはわからないが、これだけ先に楽しみがあるのは嬉しいことだ。
晩酌。水餃子を入れた鶏鍋を食べて、七笑を一合、茜霧島のお湯割りをグラス二杯飲む。
飲み終えて、JOJO広重『また逢う日まで』を読み継ぐ。その中で紹介されていた佐野美津男『ピカピカのぎろちょん』を国立国会図書館デジタルコレクションで見つけて読む。おそらくクーデターからの戒厳令が敷かれた商店街(その状況について作中では「ピロピロ」と呼ばれる)に暮らす子供達が、バリケードの向こうを見ようとアーケードの屋根に登るとギロチンを見つける。子供達はギロチンを再現したおもちゃを作り、家から持ってきた野菜の頭を切り落とす。これが児童文学の平易な文章と子供らしい会話によって語られていく。はっきりした言葉を用いないことでなんとなく不穏な状況であることだけが伝わるが、なんとなくしか状況を理解できない子供達の言葉や行動は無邪気で、そのミスマッチがおもしろい。おもしろいというか、何かひどく深刻なものを比喩的に書いているのではないかと胸が騒ぐような読後感がある。読んで良かった。
二十四時過ぎに就寝。
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一月十一日土曜
七時に起床。
仕事の合間に外を歩く。朝はひどく寒かったが日が登ると歩きやすい気候だ。
新潮社版檀一雄全集第一巻の巻末に収録されている真鍋呉夫「『此家の性格』について」を読む。これは作品の解説でもあるが、それ以上に「此家の性格」の中で用いられている差別的表現の時代背景と意味を解説したものだ。特に現代においてはこのような懇切な説明があると作品や作者に対する印象や作品を読む上での安心感は大きく違ってくるだろう。
晩酌。湯豆腐、鯛刺身の胡麻漬け、コロッケを食べて、七笑を二合飲む。
飲みながら、トークライブ「博士と豪ちゃんvol.1 〜1から始めよう!!〜」の配信チケットを購入して見る。
ジレンマはみんながみんなヤマアラシみたいに針が見えてないから
二十四時に就寝。
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