確率で”続けられない理由”をひも解いたら、思った以上に面白かったお話し
「確率」とは、比率を表すこと。
何%や何割、何分の1の確率といった
物事の比率を表すときに
「確率」を利用します。
「確率」は、わたしたちの生活で
つねに利用されています。
朝、起きて…
パッと布団から出る確率は20%。
「会社に行きたくないな」と
思いながら、出社する確率は9割。
残業せずに
帰宅できる確率は、5分の1。
数字という具体的な見えるカタチに
落とし込むとき、
「確率」を併用して例えられます。
そして、
「確率」は
「その行動がどのぐらいの確率で
達成できるのか」
を知るために便利な方法です。
確率が低ければ達成は難しく、
確率が高ければ達成は容易です。
10本の”くじ”から
1本のあたりがでる”くじ”であれば、
当たる確率は高い。
1,000本の”くじ”から
1本のあたりが出る”くじ”であれば、
当たる確率は低い。
”当たる”という行動を
達成したいのであれば、
当たる確率の高い前者の
「10本のくじ」を選ぶべきです。
達成という部分は、
習慣にもつながります。
たとえば、
習慣応援家shogoが
明日もnoteに投稿する確率は、
ほぼ95%に近いでしょう。
残りの5%は、不都合で
パソコンの前に立てないときです。
(予約投稿していないので、つねに
毎日投稿するスタイルを取っています)
95%という高い確率で投稿できるのは、
習慣の成せる技です。
「確率」を知ることで、
ひとつの行動にたいして
達成しやすいのか。それとも困難なのか。
どちらか分かるだけでも、
続けるためのモチベーションは
変わります。
* * * * *
さて、
「確率」を身近にある存在として
知ってもらったところで…
今回は、確率をとおして
「どうして投稿を続けられないのか」
理由を2つに分けて、ひも解きます。
1つ目は、期限を設けないから。
2つ目は、高い目標設定にしているから。
2つの理由は、確率を理解すれば、
より深く納得できる内容となっています。
では、いきましょう。
✔note投稿で
陥りやすい罠
投稿が続けられない一つ目の理由は、
”期限を設けないこと”です。
理由について説明する前に、
余談ですが…
noteでは
1週間で投稿を断念する人の割合は、
”全体の8割”と言われています。
どうして、
1週間も続けることなく
辞めてしまうのか?
1週間で辞める人の共通点は、
期限は設けないけど、
理想だけはある状態です。
「理想」とは、漠然と思い描く
自分に都合の良い想像です。
そして、「理想」には
続けられない罠が仕掛けられています。
たとえば…
「なんとなく続けて、
たくさん共感してもらいたい」
「書いてみて自分の性分に合ったら、
仕事につなげたい」
「とりあえず、
自分の書き続けられるまで
書いてみよう」
理想を考えるだけなら、
ラクだし都合よく考えられるので、
判断も瞬時にできた気になります。
ところが…
期限を考えようとすると、
自分の力量を見定める必要があります。
判断が難しく、
すぐには決められません。
人は、難しいと感じたら敬遠します。
”難しい”より”カンタン”を
選びたがります。
結果、「期限を決める」
という難しい判断を後回しにして、
理想だけで始めます。
そして、とうぜんながら
「理想」には期限はありません。
期限がなければ、それは永遠です。
さて、永遠に続けると考えた場合、
目標を達成する確率はどうなるでしょうか。
はい!
いつまでたっても、「0」のままです。
”目標がない”ので達成できません。
つまり、
目標達成率はいつまでたっても
「0」のままを維持します。
期限を作らないからこそ、
目標ができない。
目標を作らないからこそ、
続けられない。
続けるためには目標が必要です。
それもリアルで
分かりやすい目標を設定してください。
手っ取り早く目標を決めるのであれば、
まっさきに「期限」から決めましょう。
✔高すぎる目標は
心が折れてしまう
期限を作らないと挫折しやすいのは、
理解されたと思います。
では、
どういった期限を作れば
続けやすいのでしょうか?
かりに「1週間」と期限を決めて
行動した場合の確率を例に挙げます。
1週間目までに行動し続けていれば、
確率とすれば100%。
目標達成の証です。
初日は、
7日分(1週間)の1日目です。
確率で表すと「目標の達成率」は
1(初日)÷7(達成する日数)×100
=「14%」
14%以外の残りの「86%」は、
目標達成できなかった確率。
つまり、”挫折する確率”です。
2日目も同様に計算すると…
2(2日目)÷7(達成する日数)×100
=「28%(目標達成率)」
挫折する確率は、「72%」です。
初日の確率に2日目の確率をプラスすれば、
しぜんと目標達成率がアップします。
ここから、3日目。
4日目。
4日目にして挫折する確率は、
半分を下回りました。
5日目以降は、
目標達成率も高いのは
容易に想像できます。
最後の壁、挫折率16%を乗り越えて、
行動し続けると目標を達成します。
グラフから分かるように
続ければ続けるほど、
挫折する確率は減ります。
もっとも高い挫折率を誇るのは、
初日のみ。
あとは続けていけば、
しぜんと挫折率は降下します。
さぁ、問題なのは
高すぎる目標設定です。
たとえば、
1年間、行動し続けようと考えた場合。
「確率」で、
初日の達成率を考えると…
1(初日)÷365(達成する日数)×100
=「0.2%(目標達成率)」
わずか「0.2%」しかありません。
挫折率は…
驚異の99.8%Σ(・□・;)
挫折しないほうがおかしい数字です。
1週間続けたとしても、
目標達成率は「1.9%」です。
7(1週間)÷365(達成する日数)×100
=「1.9%(目標達成率)」
まさに…
いきなり「1年間続ける」と
目標設定してしまったがために、
かえって高すぎる目標が
続けるためのやる気を失わせる証拠です。
✔「確率」で見えた
目標設定の大切さ
「確率」をとおして、目標設定の大切さに
学んでいただけたと思います。
そもそも目標を作らなければ、
達成しようがないこと。
そして、
高すぎる目標は
挫折する確率も恐ろしいほど高いこと。
当たり前のように
理解していたつもりでしたが…
確率に置き換えると、
面白いですよね。
確率について理解が深まれば、
目標設定しだいでは
習慣にするのも難しくありません。
実際に、どれだけ続ければいいの?
といった質問には、
また別の機会にお話しさせてください。
今回は、
「確率で続けられない理由を
ひも解いてみた」でした。
では、また。
失礼します。