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俳優体験記

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俳優時代の体験記録♪
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#アルバイト

「20歳のキミへ」10年前の僕へ向けたメッセージ。

「20歳のキミへ」10年前の僕へ向けたメッセージ。

僕は現在33歳で、もうすぐ34歳になります。

20歳になったときの僕は、「映画に出たい」という夢だけに向かって岡山から東京へ上京し、実際に映画に出て夢が叶いました。

夢が叶った瞬間、夢から冷めたような感覚で、「これからどうしよう」と一気に現実に戻った覚えがあります。

30歳を越えた今、当時を振り返りながら、10年前の僕に伝えたいことをまとめてみようと思います。

1.自分の心に正直になろう

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1ヶ月30連勤やってみて気づいた肉体労働の限界。

1ヶ月30連勤やってみて気づいた肉体労働の限界。

20代前半の頃、僕はオーディションに合格し、念願の大きな舞台への出演が決まりました。

これまでの舞台出演での教訓を活かし、2ヶ月の舞台稽古に集中する為に、1ヶ月集中してアルバイトをやることにしました。

1.限界へチャレンジ

今までのようにただただアルバイトをやるのではなく、目的は舞台稽古に集中できる収入を確保する為。

その月は日勤も夜勤も、全部OKでシフトを出したところ、睡眠時間が一日1〜

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昼夜逆転生活の始まり。

昼夜逆転生活の始まり。

20代前半のころ、僕は2本連続で演劇の舞台に出演し、3ヶ月後に次の舞台出演が決まっていました。

数ヶ月休んだアルバイト先では、僕のポジションは後半が担当していたこともあり、これをきっかけに退職。

次の舞台出演のときもアルバイトをせずに稽古をするほど、金銭的な余裕が無かったため、稽古に支障がなく働けるように、夜勤のアルバイトを始めました。

1.新しいアルバイト先

「家の近くで夜勤で働けるアル

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専門学校卒業後、フリーターとして働くアルバイトの日々。あっという間に過ぎてしまった1年間。

専門学校卒業後、フリーターとして働くアルバイトの日々。あっという間に過ぎてしまった1年間。

18歳で上京し、2年間の映画の専門学校を卒業した20歳の頃の話です。

ひとまずは、これから東京で生きていくために稼ごうと、フリーターとして生活をしていました。

1.フリーター生活

もともと働くことにコンプレックスがありましたが、そうも言ってられないので、アルバイトの仕事に集中をすることにしました。

近所にあった京風居酒屋のアルバイト面談に行き、「毎日でも働けます!」と伝え、その理由として俳

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アルバイト先で感じた「俳優」というレッテルへの葛藤

アルバイト先で感じた「俳優」というレッテルへの葛藤

東京へ上京し1年目。

映画の専門学校に通いながら俳優を目指していたころの話です。

単発のアルバイトでは収入が足りなくなり、飲食店でアルバイトを始めることにしました。

1.アルバイト

僕は高校生のころ、アルバイトで大失敗した経験があり、働くことへのコンプレックスがありました。

コンプレックスから失敗することへの恐怖心があり、一つの場所で働き続ける自信がありませんでした。

そうも言ってられ

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いつも怒っていたアルバイト先のおばちゃんから言われた一言に、思わず感動し涙した話。

いつも怒っていたアルバイト先のおばちゃんから言われた一言に、思わず感動し涙した話。

僕は20代前半の頃、舞台俳優として活動をしていました。

舞台出演はあくまで経験を積むためであり、仕事ではありません。

なぜなら舞台に出演し、報酬を得たこと無いからです。

生活をしていくために、居酒屋でアルバイトをしていました。

そのアルバイト先で、ランチタイムに一緒に働いているパートのおばちゃんがいました。

今日はそのアルバイト先のおばちゃんとのエピソードを話したいと思います。

1.ア

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