占いって信じます?(短編小説)
「占いって信じます?」
「え? うーん、そうだなぁ……。俺はあんまりそういうのは信じない方かな」
「そうなんですか!? 意外です!」
「そ、そうか? まあ、でも、うん。当たってる時は当たるしね」
俺がそう言うと、美月さんは少しだけ俯きながら笑みを浮かべた。
「……私も占いとかあまり信じるタイプではないのですが、実は今日から新しい占いを始めたんですよ」
「へぇ……どんな占いなんだい?」
「それはですね――『運命の人』を見つけることができる占いです!!」
彼女は自信満々にそう言い