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子どもから見た学校教職員

子どもをカウンセリングに誘ったけれど
絶対に行かない!と言われました。

そんなことを時々言われる。

理由をうかがうと
どうせ学校に行けって言われるんでしょ?
行ったら怒られるに決まっている!
…と言っていたと返ってくることが多い。

カウンセラーはむしろ、
行きたくないのなら行かなくていいよ とか
無理をせず休みましょう とか

そういうことを言いそうなイメージが
一般的なのではないかと思うのだけれど、
この"子どものイメージ"、不思議だなと思っていた。
どこからやってくるイメージなのだろう…と。

そして同時に、
この違和感どこかで出会ったような…
とも思っていた。


先日、この違和感とどこで出会ったのか、
ふと思い出した。

違和感に出会ったのは、
中学校で教員をしていた頃。
毎年、特に1年生からよく言われていた言葉。

「先生って、なんで怒らないんですか?」
「先生って、変わってますよね」

私は何か怒るようなことが起きたのか、質問する。
するとこんな答えが返ってくる。

「いや、怒ることは別に起きてないけど…」
「でも"先生"って、普通怒るもんじゃないですかぁ」
「先生いつまで経っても怒らないから」
「優しいんですね!」

いやいや、待て待て。
一体どんな図式を描いているんだ。

先生=怒る人
怒らない先生=優しい・変わっている

"先生"がどれだけ怒る生き物だと思ってるんだ。
大きな声を出さないだけで"優しい認定"するのか。

当時の私は
「"先生"って普通怒るものじゃないですかぁ」なんて
どんな生育歴を辿ってきたんだ…と思っていた。

そして、職を変えてから時々言われるこの言葉
「(カウンセリングへ)行ったら怒られるに決まっている」

久しぶりだったのでなかなか気づけずにいたが、
この違和感は、あの違和感だ、と
思い至ったわけである。


カウンセリングを受けたことがない子どもが
カウンセラー=怒る人
と認識しているとは考えにくい。

だとすれば、
考えられるのは以下の2つではないだろうか。

学校教職員=怒る人
学校欠席=悪いこと


このような価値観を子どもが生まれつきもっているはずはないはないとして。
ではどこで、何から、
身につけた価値観なのであろうか。

もちろん全員がこのような価値観をもっているわけではないだろう。
しかし、教員時代のことを考えると、かなりの数の子どもがもっている価値観なのではないだろうか。


なぜ子どもたちは、
先生やカウンセラーを「怒る人」
だと覚えてしまうのか。

なぜ子どもたちは、
学校を欠席することを「悪いこと」
だと覚えてしまうのか。

学校教職員は、大人は、
子どもたちの成長を願っている人だと
子どもたちに寄り添ってくれる人だと
子どもたちの一番の味方なのだと
認識してくれる日はくるのだろうか。


自らの言動を振り返らずにはいられない。

そんなことを考えながら
1人1人とまっすぐに向き合おうと
改めて、背筋が伸びる思いでいる。



子どもと保護者と教員のパーソナルコーチ⁡⁡&スクールカウンセラー⁡⁡
松本亜衣⁡⁡
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