第3回「みつばち川柳コンテスト」を終えて
こんにちは。経営戦略本部 くらし事業部のちひろです。
今日はみつばちラボで企画・運営をおこなっている「みつばち川柳コンテスト」についてお話ししたいと思います。みつばちラボとは、ガスの供給先であるお客さまの「くらしをゆたかに」することを目指し、エネルギーだけでない当社の提供価値について模索し企画・実行する部署横断のチームです。くわしくはぜひ下記の記事をご一読ください。
2020年に始まった「みつばち川柳コンテスト」は、今回で3回目の開催となりました。毎度個性豊かなたくさんの川柳作品が集まり、川柳と一緒に寄せられるご意見やご感想、作品に込める想いなど、お客さまの声を直接知ることができる大切な機会にもなっています。
先日最終選考を終え、防災の日である9月1日に第三回みつばち川柳コンテストの栄えある受賞作品を発表しました。
今回は振り返りをかねて、企画を通して感じたことやチームとしての思いを書き記しておこうと思います。お客様とのコミュニケーションの一例として、参考になれば幸いです。
この企画を始めた背景と意図、思い
この企画が立ち上がったのは、2020年コロナ禍の真っ只中。外出自粛要請の中、オンラインでの打ち合わせでメンバーの一人から「川柳の公募にチャレンジしてみたいと思っているんです。」という発言がありました。これまでみつばちラボでは、はちみつやオリーブオイルなど商品販売の企画を主に行ってきましたが、この打ち合わせをきっかけに「お客様参加型」の企画を考えることになりました。
LPガス事業を展開する三ッ輪産業にとってお客さまとのコミュニケーションはとても大切なものですが、コロナ禍に入ってからは以前のようにお客さまと顔を合わせてお話し、コミュニケーションを取ることが困難な状況になってしまいました。
世の中全体も、人と人とが物理的に距離を取らざるを得なくなり、なんとなく心の距離も離れてしまうような漠然とした寂しさ、先の見通せない不安感、行動の自由が制限されることに対するストレス等々、重苦しい空気が漂っている時期だったため、少しでも気持ちが明るくなるような機会をつくりたいという思いから、満場一致で「川柳公募企画」の立ち上げが決まりました。
第一回のテーマは、川柳をつくるなかでコロナ終息後の希望を感じられることや、ご家族やお友達と会話のきっかけになることを期待して「今、やりたいこと」にすぐさま決定。どのくらい反応があるか、何名の方が川柳を送ってくださるかドキドキしながら、はがきが到着するのを待ちました。
エネルギー以外での価値を生み出せた実感
結果として、「今、やりたいこと」をテーマにした第一回目のコンテストでは、400句以上のご応募をいただくことができました。運営一同、想像以上の応募数に驚くとともに、大変嬉しい気持ちになりました。
個性あふれる思いのこもった川柳のすばらしさはもちろんのこと、なにより嬉しかったのは企画を楽しんでいただき、「次もやってほしい」などのお声を頂戴できたこと。そして企画自体に対してだけでなくエネルギー供給事業者である当社に対してのコメントから、ふだん目に見えづらい“お客様との関係性”に直に触れられたことです。
応募はがきのご意見欄には「今後も色々な企画をやってほしい!」「楽しく参加できました」「こういう企画が今の世の中を少しでも前向きに出来ます」「日頃の気持ちを文字にしたら少しスッキリしました」「第二弾も是非お願いします」「川柳を考えている時間はコロナのことを忘れられました」など企画に対するものだけでなく、「いつも重いガスを運んでいただき有難うございます」「ガス会社ガンバレ!」「すぐ対応してくれるので助かっています」「みつばちのマスコットがかわいいです」など、会社に対する感謝や応援のメッセージがあふれていました。
商品やサービスの提供だけでなく、お客さまが楽しめる時間や機会を創り出すことも当社の価値につながるのだと実感した瞬間でもありました。
顧客参加型企画を通じて目指す姿
第二回は「ヒトのちから」、そして第三回となる今回は「防災」をテーマに、回を重ねた本企画。
みつばち川柳コンテストは公募ガイドへの掲載、メール、Twitterでも募集しているため、当社のお客さま以外からも幅広く作品をお寄せいただいており、参加賞は当社顧客に限らずご参加くださった全員の方にお渡ししています。
参加型企画を通して、少しでも多くの方に「みつばちガス」や「三ッ輪産業」を知っていただくきっかけになれば嬉しいです。
また、プレスリリースなどをはじめとした社内外への情報発信を担う広報部門との連携により、「防災」をテーマとした第三回の川柳コンテストについてwebメディアでも取り上げていただくことができました。
地域における「防災」や災害時の「回復力・しなやかさ」の強化に寄与すべく、三ッ輪産業がエネルギー供給以外の場面で行っている取り組みも広く伝わるといいなと思います。
総括
コロナ禍をきっかけに立ち上がった企画でしたが、非対面での新たなお客さまとのコミュニケーション機会創出や、会社やブランドの認知向上にも寄与していたりと、年に一度の大切な恒例イベントとしてお客さまとともに企画を育てていけている実感があります。
一方的な情報発信だけでなく、双方向のコミュニケーションを通して、より深い関係を築きながらお客さまの「くらしをゆたかに」できるといいなと思っています。
今後もお客さまにとって価値ある事業者でいつづけるために商品やサービスを磨き続けることはもちろん、エネルギー供給を通してお客様と継続的に長くお付き合いができ、地域やくらしに寄り添う我々ならではの企画をみつばちラボ一同で考えていきたいです。
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