躁鬱人ワーママ 一時増薬したってよ | 増薬1ヶ月目の記録
こんにちは、みつまめです。
8月の受診時、これまで飲んできた薬とは違う種類の薬が追加になりました。
1ヶ月服用してみて、何か変化はあったのか?を記録しておきます。
※クリニックの先生と相談しつつ、処方を調整している最中です。また、私は当事者の立場として、自身の経験を記録し、経験を元に考察をしています。
コメントは大歓迎ですが、クリニックや薬についての「ご意見」は求めていませんので、ご承知おきください。
増薬の経緯
診察時、6月頃からたびたび起こる不安感を話したことがきっかけです。
詳しくは下記記事へ。
先生曰く、これまで飲んできた薬はどちらかというと「抑える」作用が強いそう。
もしかすると現状と合ってないのかも?ということで薬を変えてみるべく、一時増薬という形になりました。
薬を辞めるにしても、もう3年も飲み続けているものを、いきなり切り替えることは難しいからです。
漢方も含め、減薬を目指すはずが増薬しちゃってるけど大丈夫?と思わないでもないですが…。
でも、前のクリニックは同じ薬だけ出し続けて、こちらの話は何も聞かないし、何もしない治療(治療…?)でした。
前よりはかなり前進しています。
「新しい実験だ!」と楽しんでしまう気持ちも、どこかにあったりします。笑
そんなわけで、納得の上で増薬と相成りました。
新しい薬と前の薬について
新しく追加になったのは、ラツーダです。
noteの躁鬱人仲間、と勝手に思っている方たちの間でもよく聞く薬です。
今まで飲んできたビプレッソと同じ、抑うつ状態を軽減する薬です。
ただ、これまで飲んできたビプレッソと比べて鎮静効果は弱く、活動しやすくなると思う、と先生はおしゃっていました。
先生はかなり噛み砕いて説明してくださったので、具体的にどういうことか調べてみました。
ラツーダは双極性障害の抑うつ症状に効く数少ない薬とされていて、双極性障害・統合失調症の治療に使われるようです。
双極性障害のうつ状態の薬として、日本でも2013年に適応が認められています。
わかりやすい解説を見つけたので引用します。
先生の説明と解説を合わせて読むと、確かに私にはラツーダの方が合ってるのでは?と思えます。
今のクリニックの先生は説明も上手いし、私の話の細かいとこも拾って判断してくれているのが改めて良く分かりました。
いいクリニックに転院できてよかったなぁ。
いや、前がひどすぎただけでこれが普通なのかな?
ちなみにビプレッソ(≒セロクエル)はこんな感じ。
私が飲んでるのはビプレッソ徐放錠です。
3年も飲んでいるので分かりづらいけど、効いてはいるらしいのです。
今回はまずラツーダを追加して様子見しつつ、いずれビプレッソを辞める方向性です。
増薬してどうだったか?
不安感が減った
不安を感じる事が減りました。
お盆明けすぐ、かなりプレッシャーのかかる仕事が立て続けにありました。
それにも関わらず、めちゃくちゃ不安で仕方ない、という感じはあまりなく、終わったあとの燃え尽き感もありませんでした。
あと、会社の各部から集まる食事会(顔と名前が一致しない人8割)、上司に誘われた社内飲み(9割始めまして状態)も8月末にありましたが、さほど緊張せずに過ごせました。
増薬したのがちょうどお盆前で、お盆休みでリラックスできたから…というのもあったかもしれません。
しかしそれだけとは思えない程、気持ちは穏やかでした。
こんなに穏やかな気持ちでプレッシャーのかかる仕事や会食に臨めた事は、ここ数年なかった気がします。
体が動く(賦活作用)
プライベートは例年になく忙しい状況です。
土日祝ぜんぶ子どもの習い事の予定で埋まっていて、休日も半日以上家にいることがありません。
今までなら空き時間は家でぐったり、重い腰を上げてかろうじて洗濯物が干せる、たたむのは後回し、なんなら腰が上がらず放置…程度しか家事は出来ていませんでした。
しかし薬が変わってから、ちょっとした空き時間があるとサッと家事に取りかかれています。
「あ、あれも今やっちゃおう!」でさっと行動にかかれる。
これはかなりびっくりな変化です。
軽躁状態にも似ていますが、軽躁だとはあれもこれも頭に浮かぶもの全部手を出したくなり、時には全部少しずつ手を出してしまい。すぐ疲れて後悔したりします。
今は頭の中はそんなに騒がしくなく、あれこれ思いつく前にサッとそのタスクだけに取り掛かる感じ。
ことばで自分の感覚の違いを表現するのが難しいのですが、明らかにこれは薬の「賦活作用」だと思っています。
イライラ、話しすぎ…ちょっと軽躁っぽい?
自分から色々話しすぎてしまう、自分から連絡して食事の約束を取り付ける(取り付けたくなる)、PTA関連でイラッとしてチャットの言葉選びが強め等、軽躁っぽいかも?と感じることもありました。
特に話しすぎは、その時には気づけず振り返って後悔するレベル。
これについて9月の受診で先生に意見を聞いたら、薬の賦活作用が行き過ぎて軽躁、というよりは生理の影響なのでは?とのこと。
確かに今回生理前の不安感はありませんでした。が、代わりにイライラが起きているなんて。全く気付けなかったです。
20代の頃は、不安よりイライラの方が強かった気がします。
(というか、若かったから、イライラする気力体力があったという事なのかも?)
先生曰く、いますぐにどうこうした方が良い「上がり方」ではないけど、ビプレッソはまだ続けたほうが良いかな、とのこと。
あと、生理前の漢方は「抑える」タイプなので、漢方も2種類のまま様子を見よう、となりました。
副作用
ラツーダの副作用らしい副作用は特に感じませんでした。
とあるnoteの躁鬱人仲間の方が「吐き気や眠気などの副作用が出た」と記事にしていたので、私も合うのか心配していましたが…拍子抜けしました。
飲み忘れ
食後のラツーダを飲み、寝る前のビプレッソを飲み忘れたまま眠ってしまった日がありました。
寝付きは普通でしたが、夜中〜明け方に数回中途覚醒がありました。
ラツーダは、鎮静して眠らせるというよりも、睡眠の質を上げる薬と聞いていました。
(私の場合自立神経が緊張に傾きがちで、それが睡眠の質に影響しているのでは?と言われています)
だからこそ、寝起きのすっきり感を期待していたのですが、あまり感じませんでした。
私の睡眠はビプレッソ頼みのようです。
なお、ラツーダは飲み忘れたらすぐ飲んだ方が良いが、ビプレッソは飲み忘れたら飲まなくて良い、と先生に言われていた通りにしてみました。
ビプレッソの飲み忘れは数回経験があり、その時は体にもメンタルにも離脱症状が出ました。
ですが、今回は飲まなかった事による離脱症状は起きませんでした。
ラツーダで必要な成分が補完されてたって事なんだろうか。不思議です…。
今の布陣でもう1ヶ月継続します
結果として、もう一ヶ月いまのまま様子を見よう、となりました。
漢方含めた薬の量・種類はMAXです。薬の調整って難しい。
いまの処方を自分の記録として残しておきます。
ビプレッソ徐放錠…双極性障害のうつ、軽躁軽減と不眠の解消(寝る前服用)
ラツーダ…双極性障害のうつ軽減、不安の軽減と賦活作用(夕食後服用)
柴胡桂枝湯…胃腸を整え体を温める、睡眠の質改善(朝晩食前)
加味逍遙散…PMS改善(朝晩食前)
睡眠の問題が改善すれば、ビプレッソは辞められるのかな…。
最近疲れすぎて、アロマも寝る前ヨガも全くやっていませんが、改めて習慣化したいなぁ…。
処方に変化があったらまた記事にしたいと思います。 最後までお付き合い頂いた皆様、ありがとうございました。