ダラダラしがちな休日を有意義に過ごすためのヒント
せっかくの休日なのに、あっという間に時間が過ぎてしまい、「結局何もしていなかった!」なんて思うことはありませんか? 私の場合、コロナ禍がまさにそうでした。以前は旅行に行ったり推し活をしたりしていたのですが、何もできなくなり休みの日の過ごし方はガラリと変わりました。気づけば、休みの大半はスマホをダラダラ眺めて終わるだけの日々。
のんびり過ごしているつもりでも、スマホ依存症のような状態になっていることに罪悪感を感じ始め、自分に対して嫌気がさすように。それが、休日の過ごし方を見つめ直すようになったきっかけです。
決めたのは、心が喜ぶ有意義な時間を過ごすこと。やはり好きなことをしているときは、本当に幸せ。スマホから距離を置き、大切にしている休日の過ごし方について紹介します。
【外出編】
本屋へ行く
子供のころから読書が趣味。けれど、社会人になり日々いろいろなことに追われる中で、本を読む時間はめっきり減りました。近年では書籍を買うにしても、ネット通販にお世話になりっぱなし。
でも、ネットでは売り切れでも書店には在庫がある場合も。それがきっかけで久々に本屋へ行ってみたところ、たくさんの書籍が並んでいる光景にとてもワクワクしました。実店舗は、ネットのおすすめ機能以上に「こんな本があったんだ!」と気づかせてくれる場所でもあります。
紙のカバーをつけてもらえるのも何だかうれしくて。購入して家に帰る道のり、そして、帰宅してから自分の目で厳選した本を読んでいるときも、ウキウキは止まりません。
御朱印巡りをする
休日は、なるべく外に出かけるようにしています。ただ、これまで定番だったのは、家の周辺を散歩したり、ショッピングモールをうろうろしたり……。ですが、何かもっと意味のあることがしたいなと思い、ふと頭に浮かんだのが御朱印巡りでした。
在宅でひきこもりがちな分、外に出て気持ちを切り替えたり、神社で心を清めたりするのが大切なんじゃないかなとも考えるように。不思議なもので、神社に足を踏み入れた瞬間から、とても神聖な気持ちになります。ネットで調べていると素敵な御朱印がたくさんありますが、欲をださず一つ一つ大切にいただきたいと思います。
焼き菓子屋さんに行ってみる
ケーキやクッキー、マフィンにスコーン……。街を歩いていると、そこかしこで見かけるケーキ屋さんや焼き菓子屋さん。甘いお菓子の香りって、なぜあんなにも幸福な気分に浸らせてくれるのでしょうか。そんな匂いに誘われ、ふらっと入りたくなるときもしばしば。
でも、ひとまず誘惑をこらえてネットで口コミをチェックし、評判が良いとわかれば訪ねてみます。カフェで一休みするのも良いけれど、私は人が多いとゆったり過ごせないため、もっぱらお持ち帰り専門。おうちにストックしてある好きな紅茶やコーヒーとの組み合わせを考えるのも、幸せな時間です。
【おうち編】
勉強をする
最近、周りでは新たに資格取得に励んでいる友人が増えています。独学派の友だちは「若いころと違って覚えるのが大変」、学校に通っている友人は「勉強についていくのが精一杯」なんて言っていますが、なんだかとても輝いて見えるのです。私はいままでいろいろ挑戦しているけれど、毎回、継続という大きな壁を乗り越えられずにいます。
でも、学びに励んでいる友だちに感化されて一念発起。もともと語学を習得するのが好きなので、現在は英語と韓国語を学び直しています。少しずつでも知識が身に着くのはうれしいもの。40代といういまだからこそ、学びが新鮮に感じられ、楽しめているのかもしれません。
片づけと捨て活をする
人に比べて、物が多いと自覚している私。捨てられないわけではないけれど、時間がないを言い訳にし、後回しにしていました。毎日15分を片づけの時間に充てるアドバイスを参考に実践したのですが、続かず。進み具合は遅くなったとしても、自分には休日にやるスタイルが合っていると思い、実践しています。
ただし、休みの日は時間がある分、やる気スイッチが全開になり、まるまる1日を費やしている場合も。そこで、30分といった具合に、時間はしっかり区切るようにしました。物を減らしたりきちんと部屋を片づけたりしておくと、気持ちもスッキリ。自宅が仕事場なので、以前に比べて気分良く働ける環境になりました。
休日は、好きなことに費やせる貴重な時間。
たまにはダラダラ過ごすのも良いけれど、毎回それではもったいなと思うように。
過ごし方を変えると自分を成長させたり、暮らしや心までも豊かにできたりするからこそ、きちっとメリハリをつけて過ごすのは大事なんだなと気づかされました。
休日は、好きなことに費やせる貴重な時間だからこそ、大事にしたいもの。自分らしい有意義な時間の過ごし方を見つけてみませんか?